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大人のおしゃれ手帖 8月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年8月号

2025年7月7日(月)発売
特別価格:1590円(税込)
表紙の人:原田知世

2025年8月号

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大人の免疫力に効く
「たんぱく質」「脂質」「コラーゲン」

更年期からは女性ホルモンの低下が心身に与える影響を踏まえつつ「たんぱく質」「良質な脂質」「コラーゲン」を積極的に摂って、健やかな心身をめざしましょう。

お話を伺ったのは・・・
学校法人食糧学院 学院長
馬渕知子さん
マブチメディカルクリニック院長。内科学・皮膚科学が専門だが、多面的な知識を応用し、あらゆる科と提携して総合的に人間の体をサポートする医療を推進している。

健康な脳と丈夫な足腰、健やかな心身を培う栄養素を積極的に摂取

「人生100年時代」と言われる現代。その折り返しに当たる50代は、日々の生活を見直すいいタイミングと話す、馬渕知子先生。
心身ともに健やかに暮らすカギとなるのは、5つの要素「食事」「動く」「(人・社会と)繋がる」「笑う」「休む」で、なかでも「食事」の重要性を説いています。

「人は食べたものによってつくられ、生かされています。最期まで楽しく人生をまっとうできるよう、自分の頭で考え、自分の足で歩ける体づくりに必要な栄養について、今から知っておきましょう」

馬渕先生曰く、最も欠かせないのが体をつくる材料となる「たんぱく質」と、EPA・DHAをはじめとする「良質な脂質」、さらに骨・関節、皮膚・粘膜を強くするために「コラーゲン」の摂取が重要だとか。

「ちなみに、この3つのほかにも心がけて摂ってほしいのが、抗酸化・抗糖化に役立つ食材。酸化とは、活性酸素によって、細胞や組織が傷つき、機能が低下したり、破壊されたりする反応のこと。ビタミンE、ビタミンC、β -カロテン、ポリフェノールなど抗酸化作用のある栄養素を摂って、活性酸素の働きを抑えましょう」

また、糖化は、余分な糖が体内のたんぱく質に結合し変化を起こすことで、老化や疾患の原因となる物質(AGEs )を生成する反応のこと。細胞や血管などにダメージを与えたり劣化させ、炎症を起こすなど、さまざま病気の原因になるため、糖質の摂り過ぎにも注意が必要です。

「女性の場合、50代は女性ホルモンが急激に低下する更年期でもあり、さまざまな不調に悩まされる人も多いことでしょう。女性ホルモンの低下は血圧、コレステロール、骨密度に影響するので、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気や骨折を防ぐためにも、日々の食事に気を配ることは大切です」

「たんぱく質」
体をつくり、免疫力を強化
脳や筋肉、さまざまな臓器から免疫細胞まで、体はたんぱく質を基盤につくられ、新しい細胞にどんどん入れ替わっている。

「脂質」
血液・血管、脳の機能維持
重要なエネルギー源だけでなく、脳神経や体の神経、ホルモンや細胞膜、核膜を構成。脳の発達・機能維持にも必要。

「コラーゲン」
骨・関節、皮膚・粘膜の強化
皮膚、骨、関節、血管など、体の様々な組織を構成し、細胞同士を繋ぎ合わせる結合組織。骨・関節を強くする。

老後も健康で楽しく暮らすための5大要素

シニアになっても、自分の力で好きなことを好きなようにできるように、栄養バランス
のいい食事と良質な睡眠を心がけて。
適度に動いて筋肉に負荷をかけ、趣味を持って社会と繋がり、楽しく暮らしましょう。

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