【明日海りおさんインタビュー】「“書くこと”に出会って心を震わせる主人公が、舞台に立つ自分と重なった」
思い悩んでいる姿が美しい……そこがあて書き⁉
本作の台本は、明日海さんの出演が決まってから書かれているため、いわゆる“あて書き”の部分も。
「あて書きだと言われると、『どのあたりがぴったりだと思われたんだろう……?』とちょっと複雑な気持ちにもなるんですけれど(笑)。でも、この感覚はすごくわかるなあ、と共感できる部分もあって。たとえば、本を読むのが大好きだったコレットが、『書く』ということに出会って、心を震わせる瞬間。それはやっぱり、私が初めて舞台に立ったときの感覚や、舞台にのめり込んでいる今の姿に重なるんじゃないのかと思います。それと、コレットのお母さんの台詞に『ぼんやりしているときのお前が一番美しい』というものがあるんですけど、以前G2さんが『昭和元禄落語心中』の舞台を観に来てくださったとき。『思い悩んでいる姿が美しくて、引き込まれそうだった』と言ってくださって。そのときの言葉が、もしかしたら脚本にも反映されているのかな……? と思っています」
現在は稽古の真っ最中。ゼロから作るオリジナル作品ならではの難しさと、やりがいを感じていると話します。
「オリジナル作品では曲も美術もすべてがゼロからの出発なので、本当にやることがたくさんあるんです。『昭和元禄落語心中』のときは山崎育三郎さんと古川雄大さんがいてくださったので、絶対に大丈夫だという安心感が大きくて。自分のことだけに集中して、のびのび構えていられたんです。でも今回は、自分の台詞も歌もダンスもかなり多くて……。早く完成させたいという焦りもあります。でも、楽曲も振り付けも本当に素敵なので、あとは私がコレットという人物を一生懸命に生きるだけ。出演者が全員揃ったときに、どんな化学反応が起きるのか、とても楽しみです」
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