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大人のおしゃれ手帖 8月号

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大人のおしゃれ手帖
2025年8月号

2025年7月7日(月)発売
特別価格:1590円(税込)
表紙の人:原田知世

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【50代のこよみ養生 Vol.37】今しかできない! 真夏に行う冬のための養生「冬病夏治(とうびょうかち)」とは?

TSUBO

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三伏(さんぷく)の日に陽気を補う食材を食べよう

冬病夏治の養生法のひとつめは、陽気を補う食材をとること。陽気を補う力が強い食材には、鶏肉、羊肉、えび、くるみなどがあります。いずれも体を強く温めて冷えをやわらげる性質があるほか、次のような冬の不調が気になる場合にも適しています。

・鶏肉……かぜをひきやすい、せき、胃腸虚弱による下痢、頻尿などが現れやすいタイプに
・羊肉……おなかの冷え、足腰の冷え、冷えによる下痢や腹痛、腰やひざのだるさ、頻尿などが現れやすいタイプに
・えび……腰やひざのだるさ、筋肉や骨の痛みなどが現れやすいタイプに
・くるみ……せき、腰痛、腰やひざのだるさ・痛み、頻尿などが現れやすいタイプに

これらの陽気を補う食材は体に熱を与えるので、暑い季節に食べすぎると体内に余分な熱がたまってしまう可能性があります。そこでおすすめしたいのが、中国の冬病夏治の養生で重視されている三伏(さんぷく)の日に、陽気を補う食材を食べることです。

三伏とは、夏の勢いが極めて盛んで秋の気を伏する(降伏させる)ほど陽気が強い日のこと。初伏(しょふく)、中伏(ちゅうふく)、末伏(まっぷく)の日があり、2025年は次の日付となっています。

・初伏……7月20日(日)
・中伏……7月30日(水)
・末伏……8月9日(土)

この日にサムゲタン、ラムのソテー、エビチリなど、陽気を補う食材を使った料理を食べると冬病夏治の養生になります。ただし、このときに冷たい飲み物や食べ物などを一緒に食べると、おなかが冷えて冬病夏治の効果がなくなってしまうので注意しましょう。

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この記事を書いた人

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター TSUBO

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

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Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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