【電気料金、どう節約する?】物価高の今、電気代が高い人と安い人の分かれ道は○○選びにあり!
気温35℃超えも珍しくなくなった昨今の日本の夏。ニュースではしきりに「災害級の暑さ」などと報じ、全国的にも涼しいはずの北海道でも40℃という異常な気温を記録するようになりました。季節が進んでもなかなか暑さはおさまらず、近年では10月いっぱいくらいまで暑さが続くことも!異常気象もここまで続くともう平常。命にも危険を及ぼしかねない熱中症にならないようにと、気象庁も「適切なエアコンの使用」を呼びかけています。でも物価高騰の今、エアコンをつけるたびに気になるのは電気代…。命かお金か、どちらが大事か十分わかっているつもりでも、お財布事情が気になるのは人間の性。そこで、電気の自由化によって変わったことや夏のエアコン代節約術、電力会社選びのポイントについて、オクトパスエナジーの林さんにお伺いしました。
電力自由化ってなに?
2016年4月から始まった電力自由化。一言でいうと「電気の小売業への参入が全面自由化され、家庭や商店を含むすべての消費者が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになった」ということ。電気小売事業に多くの新電力企業が参入することでサービスなどが多様化。選択肢が増え、それぞれのライフスタイルや価値観に合わせた電気料金を消費者自身が選べるため、自分らしい電気の使い方や節約の道を模索できるようになりました。
最近よく聞く「室内熱中症」にはご注意を。
まず節約を考える前に、体にとって快適な温度で、適切にエアコンを使うということが第一。「もちろんこのご時世、節約したいという気持ちは十分理解できます。ですが、今クーラーに当たっているのに熱中症になる方が多いです。自覚症状はあるものの、クーラーに当たっているだけで安心してしまうことがあります。体より大事なものはありませんので…。クーラーは我慢せずにきちんと使っていただきたいところです」と林さん。エアコン代の節約のために無理をするのはほどほどに。
電気料金についてお悩みなら、まずはアンペア数をチェック!
電気料金のうち、基本料金は契約アンペア数によって決まるため、料金に影響を与える大きな要素のひとつです。アンペアとは電気が流れる容量を表す単位で、家庭や企業で契約している電流の大きさのことです。「私自身、イベントの現場に立たせていただいた時にお客様が持ってきてくださった検針表を拝見すると、意外と大きな容量で契約している方がちらほらいらっしゃって驚くことがあります。アンペア数は一般的に20〜40Aが中心。よほど電気を使う機材などがあるご家庭なら分かりますが、60A以上は一般家庭にはかなり大きい数値です。現状契約されている電力会社でも、アンペア数の変更は簡単にできることがほとんどですので、まず一度ご自宅のブレーカーでアンペア数を確認し、適切な容量に変更して、使用料にどのくらいの差があるか確認してみてもいいと思います」(林さん)。
室外機まわりの環境を整えて節約に!
室外機まわりの環境を整えるのもエアコン代の節約にとって大切なこと。「室外機は室内の熱を屋外に排出する熱交換の役割を担っています。そのため室外機の周辺に物を置くのはあまりおすすめできません。室外機が植木や荷物などに囲まれていると、それだけでエアコンの効率が悪くなります。冷蔵庫なども上部と前後左右を空けるように設置しますが、それと同じです。太陽の光を浴びてしまう場所にエアコンの室外機が置かれている場合は、室外機に遮熱タイプの日除けをつける、よしずなどを設置して日陰をつくるなどもエアコン効率アップや節約に効果的です」(林さん)。エアコン代の節約ではその他、遮光カーテンなどで日光を遮るのも効果的。電気代全体の節約という点では、冷蔵庫周辺に物が置かれている場合は片付けてスペースを空ける、照明は白熱灯からLEDに交換するなども節約につながります。
電力会社各社のキャンペーンは要チェック!
電気料金の見直しをしようと考えている方は、ぜひ電力会社各社の乗り換えキャンペーンをチェックしてみてください。たとえばオクトパスエナジーでは現在「夏のハッピーアワー」というキャンペーンを実施中(エントリー期限は2025年8月17日(日)まで。なお、本キャンペーンの割引を適用するには、遅くとも2025年8月31日までに電力の供給が開始されている必要があります。)。8月31日までのもっとも暑い時期の日中11時〜13時までの2時間、1kWhあたり8円の電気代値引をするお得な取り組みをしているのだとか。一般的な電気代と比較して1カ月約400円もお得に(期間中のハッピーアワー時間帯の総使用量を約50kWhと仮定した場合)。その他各社さまざまなキャンペーン、サービスが公式サイトやSNSなどに掲載されていますので、ぜひ見比べて、ご自身のライフスタイルに合った電力会社を探してみてください。
新しい電力会社選びのチェックポイントとは?
【より良い電力会社を見分けるためのチェックポイント】
□契約上のルール
□料金プランの分かりやすさ
□マイページやサポートの充実
□ご家庭の状況(オール電化など)
「まず、契約の“しばり”について確認してください。解約金の有無や解約可能期間などは要注意。料金プランの分かりやすさも重要なポイントです。電力会社によって料金の構成、金額が異なります。各会社のプランを照らし合わせると、他にはない項目が含まれていることがありますので、不明点は各社に問い合わせて。料金シミュレーションできるなど、分かりやすさを重視している電力会社であると安心です。お手元の検針表と見比べ、しっかり料金の確認ができる会社はおすすめです。また、サポートなどの充実度も、より良い電力会社選びのポイントになると思います」と林さん。例えばオクトパスエナジーは、自社開発のデジタルプラットフォームを活用し、電気の契約や変更、料金確認といった手続きをオンラインで完結できるのが特長。「消費者側としては、生活環境の状態を確認してみましょう。オール電化か、日中に自宅で過ごす時間はどのくらいか、家族構成なども電力会社選びには欠かせませんので、事前にまとめておくと話がスムーズです。乗り換えは、新しい電力会社と契約を結べば自動的に切り替えられるので、意外と手間がかかりません。物価高の今こそ電力会社を見直して、賢く節約にトライしてみてください」(林さん)。
電力会社の乗り換えで節約を考えるなら、多彩なサービス、うれしいキャンペーンなどは要チェック!ご自身のライフスタイルに合った電力会社選びを。
お話を伺ったのは…
オクトパスエナジー営業ディレクター 林 遊記 (はやし ゆうき)さん
オクトパスエナジーにて2年間セールスディレクターを務め、全国の営業戦略とパートナーアライアンスを統括。小売電力市場における急成長を牽引している。
オクトパスエナジーのホームページはシンプルで直感的!電気使用量や請求履歴へのアクセスは、スマホで簡単。ぜひチェックしてみて!https://octopusenergy.co.jp
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この記事を書いた人
エディター/ライター久武ミキ
出版社、広告会社勤務を経て独立。女性誌、専門誌などでビューティー&ウェルネス、アートを中心に、ライフスタイルにまつわる記事を多数執筆。東京と鎌倉で2拠点生活をおくる猫好き編集者。