すべての更年期女性におくる
渡辺満里奈さんの実体験エッセイ
編集部のおすすめ
美しい異世界へ誘う精霊ファンタジー
『皇后の碧』
著/阿部智里
¥1,980(新潮社)
壮大な世界設定と緻密な人物描写で人気のファンタジー作家による最新作。主人公は、風や土の精霊が司る世界で、竜に家族を奪われたナオミ。
女官として働いていたナオミは、ある日精霊たちを統す べる皇帝から寵姫候補として誘われ、次第に後宮が隠している秘密へ迫ることに。
日常から離れて、想像の世界に浸りたいときにぴったりの一作です。
日常の裂け目からのぞく
奇妙で不穏な13 の物語
『人形のアルファベット』
著/カミラ・グルドーヴァ 訳/上田麻由子
¥2,750(河出書房新社)
アメリカの文学賞「シャーリイ・ジャクスン賞」を受賞した、英語圏で今もっとも注目される若手作家のデビュー短編集。
冒頭の「ほどく」は、女性たちがみずからの皮膚や髪をほどき、“ 本当の身体”で生きていくさまを描いた一編。
女性の内面や社会の歪みを浮き彫りにしつつ、どこか不穏でシュールな空気の漂う全13 編の世界観を楽しんで。
撮影/白井裕介 スタイリング&ヘアメイク/三上つかさ 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2025年7月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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