【森田剛さんインタビュー】「身近な存在を大事にして、感謝する。そこから演じるための力も湧いてくる」
演じるパワーは、身近なものに感謝する時間で得られる
森田さんはこれまでも舞台で多くの難役に挑み、高い評価を得てきました。その、唯一無二の存在感はどのように生まれるのでしょうか。
「舞台は自分に合ってるのかな、と思います。始まったら終わりまでストップしないというスタイルも、目の前にお客さんがいるという空間も、得られる刺激や怖さも。やっぱり、途中でやめられないじゃないですか。他では経験できない緊張感があるので、それは自分に必要だと思っています」
続けて、「舞台は演じる人の人間性が出やすい場所だと思う」と森田さん。だからこそ、演じるにはエネルギーが必要となります。
「家族がいて、動物がいて、植物がいて。それは当たり前じゃないからこそ、感謝して生きることが大事で。ほかにも大切なことはいっぱいあるけど、そんなにたくさんのことは、俺にはできないから、近くにあるものを大事にして、感謝する。そういう時間から、演じるためのパワーを得られるんです」
PROFILE
森田 剛
1979年生まれ、埼玉県出身。近年の主な出演作にドラマ『インフォーマ』、映画『前科者』『白鍵と黒鍵の間に』『劇場版 アナウンサーたちの戦争』『雨の中の慾情』、舞台『台風23号』『ロスメルスホルム』『みんな我が子』など。短編映画『DEATH DAYS』では企画制作・主演を務める。
森田剛さん主演舞台
パルコ・プロデュース 2025『ヴォイツェック』
冷戦下のベルリン。軍事占領下の緊張が渦巻く街で、イギリス人兵士ヴォイツェック(森田剛)は、幼少期のトラウマとPTSD、そして貧困の記憶に苛まれながら生きていた。薬物投与による幻覚とフラッシュバックが彼の心を蝕み、現実と過去の境界が崩れ始める。愛する人への狂おしいほどの執着と嫉妬が、彼を予想だにしない運命へと導いていく――。
原作:ゲオルク・ビューヒナー
翻案:ジャック・ソーン
翻訳:髙田曜子
上演台本・演出:小川絵梨子
出演:森田剛 伊原六花 伊勢佳世 浜田信也/中上サツキ 須藤瑞己 石井舜 片岡蒼哉/冨家ノリマサ 栗原英雄
日程:
2025年9月23日(火・祝) ~ 28日(日) 東京 東京芸術劇場 プレイハウス
2025年11月7日(金) ~ 16日(日)(リターン公演)東京 東京芸術劇場 プレイハウス
※ほか、岡山、広島、北九州、兵庫、愛知公演あり
ジャケット¥48,800/フルカウント(06-4705-1108)、他スタイリスト私物
撮影/鈴木千佳 スタイリスト/松川 総 ヘアメイク/TAKAI[undercurrent] 取材・文/工藤花衣
この記事を書いた人
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中!
※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Instagram:@osharetecho
Website:https://osharetecho.com/
お問い合わせ:osharetechoofficial@takarajimasha.co.jp
関連記事
-
-
-
-
-
-
PR
-
PR
-
PR