自然が教えてくれた「空白」の豊かさ
本当の贅沢とは?【50代からの「整う」ヨーロッパ便り】
アルプスを歩いて気づいた「自然の偉大さ」
オーストリアでは、冬季オリンピックも開かれた街・インスブルックにも滞在。こちらはスキーのゲレンデも近いアルプスの山間に位置しています。町の外れのあちこちに登山口があるため、私たちは途中までロープーウェイで登り、山頂を目指す半日コースを楽しむことに。
進むたびに変わる目の前の風景と、変化する高山植物。空から聞こえる音に耳をすませながら歩き続けること1時間半、山頂付近からインスブルックの街を一望。改めて自然の偉大さを感じました。
さらに岩山を登ると、山頂の山小屋のレストランに到着。がんばって歩いたあとのランチはご褒美以外の何物でもありません。松の実のソーダとスープは絶品でした!
自然に身を任せて気づいた、本当の豊かさ
忙しい毎日の中で、私たちは「何かをし続けること」に慣れすぎているのかもしれません。心に余裕がなくなってきたと感じたときは、静かな場所で、自分の呼吸や感覚を確かめてみたり、足元にあるものに意識を向けてみてください。特別な場所に行かなくても、自分に優しい「空白の時間」を作ることはできます。
まずは小さな一歩から、毎日の中で自分を取り戻す旅を始めてみませんか?
この記事を書いた人
自然療法ジャーナリスト/セラピスト藤田 円
英国で自然療法に出合い、英国ホメオパス資格を取得。沖縄で育つ「リバイタライズヘナ」の魅力に惹かれ、商品プロデュースも行う。雑誌記事や書籍の執筆、著書に『ホメオパシーのくすり箱』がある。セミナーなどを通じて植物の力と自然と調和する暮らしの楽しさを伝えている。
Instagram:@madokacirculus
Website:https://note.com/madoka_circulus