【50代の京都旅】アートな建築めぐりがアツい! 11/1〜9は京都モダン建築祭へ♡
レトロモダンの名建築「五龍閣」
【公開日:11/8(土)、11/9(日)】
11月1日からの会期にさきがけて、一部の建築をめぐるプレスツアーに参加してきました。まずは京都・東山の五龍閣へ。
“関西近代建築の父”ともいわれる建築家・武田五一が手がけた洋館は、元は製陶業で財を成した松風嘉定の邸宅。大正10年(1921)に和館とともに建てられたそう。
現存しているのは洋館のみで、現在は「CAFE五龍閣」として営業しているので、1階は飲食の際に拝見できるほか、建築祭期間以外にも月に1回全館の見学ツアーが開催されているそう!
プレスツアーは、京都モダン建築祭委員長で京都工芸繊維大学 准教授の笠原一人(かずと)先生にアテンドいただきました。
「京都モダン建築祭にお越しいただくことで、モダン建築を見て楽しむのはもちろん、学ぶことも楽しんでいただけると思います。私もモダン建築を愛するひとりですので、モダン建築に親しんでいただける方が増えることで、大切にしたいという気持ちを共有でき、長く後世に残すことに繋げられるよう願っております」と笠原先生。
カフェとしてふだんから入ることができる1階は、洋風建築のニュアンスが強め。サンルームも素敵です。
通常は公開していない2階は、日本建築に見られる「格天井(ごうてんじょう)」や長押(なげし)が取り入れられるなど、やや和テイストが強め。
武田五一は、ジャポニズムの影響を受けてウィーンを中心に流行した「セセッション様式」を逆輸入する形で好んで取り入れたそう。和と洋がバランスよく調和しています。
外から見ると煙突のように見えていた「望楼(ぼうろう)」からは、八坂の塔も見下ろせます。京都でも珍しい高台に位置するこの一帯には、当時の富裕層の邸宅が建ち並んでいたそう。
屋根の端には寺院などに見られる「鴟尾(しび)」のような飾り瓦が。
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