【50代の京都旅】アートな建築めぐりがアツい! 11/1〜9は京都モダン建築祭へ♡
京都・祇園の象徴「祇園甲部歌舞練場」
【公開日:11/8(土)、11/9(日)】
次に訪れたのは、「え!? ここもモダン建築?」と一瞬思ってしまった祇園甲部歌舞練場。
京都五花街の祇園甲部の芸舞妓さんたちによる舞台、春の「都をどり」、秋の「温習会(おんしゅうかい)」が開催されることでも有名。入母屋造(いりもやづくり)の建物に唐破風(からはふ)の車寄せを設けた本館と資料館は、大正2年(1913)に竣工。
資料館には、芸舞妓さんたちの簪(かんざし)やお着物などのお道具が。こちらも見応えがあって、あっという間に時間が経ってしまいます。
柱で支えることなく大空間が広がる本館の客席。これを成しえた技術こそが、西洋建築がもたらした「トラス構造」。
日本の伝統建築は、基本的に縦と横に部材を組み合わせますが、部材を三角形に組み合わせるトラス構造を取り入れることで、広い空間を支えることができるようになったのだそう。
屋根の中のトラス構造がよくわかる模型。2022年には耐震補強工事が行われましたが、増築部分も含めて創建以来の雰囲気はそのままに残されています。
よくよく考えれば本来外にあるような構造の2階席や、こちらも外にあるはずの唐破風を舞台中央に設けるなど、クリエイティビティあふれる設計は、当時としてはかなり斬新だったはず。伝統性と近代性が不思議と調和しているのも、モダン建築の魅力。
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