【50代の京都旅】アートな建築めぐりがアツい! 11/1〜9は京都モダン建築祭へ♡
今年のツアーは最多応募! 次の機会にぜひチャレンジしてほしい「大丸ヴィラ」
大丸初代社長・下村正太郎氏の邸宅として、かの有名なヴォーリズ建築事務所が手がけた英国チューダー様式の洋館は通常完全非公開。
今年の建築祭では特別ツアー参加者のみが見学できるのですが……ごめんなさい、実はもう受付終了していて、満員御礼です。それも、倍率17倍という競争率の高さで……!
敷地内に一歩立ち入ると、またしてもここが京都であることを忘れてしまいます。鉄筋コンクリート造でありながら、屋根の側面など目につく部分に木材を用いたハーフティンバー(半木造)の瀟洒な建築は、見飽きない美しさ。
そのアイディアソースとなったのは、下村氏が目にしたロンドンのリバティ百貨店だそう。
大広間のガラス戸には、下村氏が欧米を旅した際に撮影した写真が焼き込まれています。暖炉から壁にかけてはリネンを折ったような意匠が使われていたり、ヴォーリズ建築にしばしば見られるという八芒星を取り入れた天井のデザインも可愛いし、ここは日本ですか? 日本の京都です。信じられない。
部屋ごとにガラッと雰囲気が変わります。こちらの壁はレンガ造と見せかけて、「泰山タイル」が使われています。
外壁や別の部屋の床にも使われているこのタイルは、池田泰山氏が大正6年(1917)に京都で開所し、昭和48年(1973)まで続いた泰山製陶所によるもの。つまり京都産。関西のモダン建築にはしばしば登場するのだそう。
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