50代から考える「VIO脱毛」「介護脱毛」
メリット・デメリット・注意点は?
介護脱毛のメリット・デメリット・注意点
介護脱毛のメリット
介護脱毛の主なメリットは、
●見た目がきれいになる
●清潔さを保ちやすくなる
●介護(排泄介助)がしやすくなる
こと。
将来介護が必要になったときの快適さはもちろんですが、それだけではありません。まず、アンダーヘアを脱毛することで見た目がよくなり、水着になったときなども安心して過ごすことができます。
また、デリケートゾーンの清潔さを保ちやすくなり、ムレやかゆみなどの軽減が期待できます。生理のときは経血が毛に絡みやすいですが、脱毛により生理中のケアがしやすくなるのもメリットです。
介護においては、排泄介助の際にアンダーヘアがあると排泄物が毛に残りがちですが、脱毛することで排泄介助がしやすくなります。また、毛が多いとおむつかぶれやにおいが発生しやすくなりますが、脱毛は陰部のかぶれやにおいの予防にも役立ちます。
介護脱毛のデメリット
介護脱毛の主なデメリットは、
●医療脱毛後は元に戻せない
●人に見られる恥ずかしさがある
●脱毛時に痛みを感じることがある
こと。
医療機関で行うレーザー脱毛では、発毛組織を破壊するため、毛が生えなくなります。そのため、医療脱毛後にアンダーヘアを元の状態に戻すことはできません。医療脱毛をするときは、あらかじめVIOのデザインをどのようにするのかよく検討しておきましょう。
また、医療脱毛は人に見られる恥ずかしさがあります。クリニックでは、患者さんの不安や抵抗を取り除くために、完全個室で対応する、必要な部位以外は肌を露出しない、などの工夫をしているところも多いようです。
このほか、デリケートゾーンの医療脱毛は照射時に痛みを感じやすいという声もあります。痛みの感じやすさは個人差がありますが、痛みが心配な人は、麻酔を使用できるクリニックなら痛みの不安を和らげることができます。
介護脱毛の注意点
レーザー脱毛では、メラニン色素に反応するレーザーを照射し、発毛組織を破壊することで脱毛しています。そのため、白髪になると脱毛効果は望めません。VIO脱毛をするならアンダーヘアの白髪が目立つ前がおすすめです。
なお、デリケートゾーンは皮膚が繊細で、太い毛が生えている部位です。自己処理による脱毛は肌トラブルを起こしてしまう可能性があり、おすすめではありません。医療脱毛であれば、仮に肌トラブルを起こしてしまっても、医師にすぐ対応してもらえます。
(まとめ)
介護脱毛は将来だけでなく、現在の日常生活においてもメリットがあります。VIOのデザインや、照射時の痛み、脱毛による肌トラブルの可能性など、気になることがあればあらかじめクリニックで相談しておくと安心です。メリット・デメリットを理解した上で、納得できる選択をしましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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この記事の監修者
銀座アイグラッドクリニック 院長乾雅人
東京大学医学部卒。外科専門医。大学院では肺移植領域の研究に従事。現在は自然美の追求に特化した美容”皮膚科”クリニックを経営。薬液の研究・開発を通じて、細胞や組織の活性化を検証している。『医療・医学・医者の常識を揺さぶる』チャンネル運営中。
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