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大人のおしゃれ手帖
2025年11月号

2025年10月7日(火)発売
特別価格:1640円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

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【50代のこよみ養生 Vol.49】芸術で不調予防!?感情からアプローチする“芸術の秋養生”

TSUBO

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秋も深まってきました。空気は冷たく冴え冴えとしていて、感覚も研ぎ澄まされそうです。
こんな季節は芸術に触れて、感性を磨きたいですね。
東洋医学では、体と感情、季節は密接につながっていると考えています。
だから、芸術に触れて感性を磨くことも立派な養生!
そこで今回はこの時期にぴったりな、“芸術の秋養生”をご紹介していきましょう。

秋は「悲」の感情、冬は「恐」の感情が強くなる

「心と体はつながっている」──これは東洋医学の基本的な考え方です。
少し具体的に言うと、「五臓(ごぞう)は5つの感情を生み出している」と表現することができます。

五臓とは人体を支える5つの生体機能のことで、肝(かん)、心(しん)、脾(ひ)、肺(はい)、腎(じん)があります。
そして肝からは「怒」、心からは「喜」、脾からは「思(思い悩む)」、肺からは「悲」、腎からは「恐(恐怖心)」の感情が生まれると考えられており、この5つの感情を「五志(ごし)」と呼んでいます。

五臓になんらかの異変が起こると、五志にも変化が現れます。例えば、肝をめぐる気(き=エネルギー)が滞ると怒りっぽくなる、心をめぐる気が過剰になると笑いが止まらなくなる⋯⋯など。

また、五臓は季節との関連が深いので、五志も季節との結びつきが強くなります。春は肝の働きがさかんになるので怒の感情が現れやすい、夏は心の働きがさかんになるので喜の感情が現れやすい、梅雨は脾の働きがさかんになるので思い悩みやすい⋯⋯というように。

そして同様に、秋は肺の働きがさかんになるので悲の感情が、冬は腎の働きがさかんになるので恐の感情が現れやすくなります。五臓と感情の結びつきは、とても深いものなのです。

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国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライター TSUBO

国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO

健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。

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Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/

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