幸せオーラ全開! 中村橋之助ら若手花形俳優が勢揃い!
「新春浅草歌舞伎」成功祈願&記者会見
「楽しみ半分、不安半分」初出演の市川男寅
五重塔の前にて。写真左から、中村鶴松、市川染五郎、中村莟玉、中村橋之助、市川男寅、尾上左近
新春浅草歌舞伎に初参加となる市川男寅は、「今回唯一の新入生でございます。この年で出演させていただけると思っていなかったので、感無量です。今は楽しみ半分、不安半分でございますが、どんな景色を見ることができるのかわくわくしております」と笑顔を見せました。
また、一昨年の「新春浅草歌舞伎」の千穐楽で先輩からのバトンを橋之助とともに受け継いだ中村莟玉は、「頼もしい橋之助兄さんのおかげで、和気あいあいとしつつも緊張感のある素敵な座組に恵まれ、よい一年を過ごすことができました。先輩方から、2年目からが難しいという話をよく聞きますので、橋之助兄さんとも2年目は1年目以上に素敵な公演をつくれるように頑張ろうと話しております」と決意表明。莟玉は、2026年の公演では第一部で『藤娘』、第二部で『男女道成寺』と、2演目ともに舞踊を披露します。
「新春浅草歌舞伎」は2026年1月2日(金)初日~26日(月)千穐楽
2回目の出演となる市川染五郎は、「私は第一部の『梶原平三誉石切』で梶原平三景時という大切な役を演じさせていただきます。これから1ヵ月かけて祖父や父に教わりながら役を学び、新たな挑戦の一歩となるような結果を残したいと思っております」と大役への思いを述べました。
同じく2回目となる尾上左近は、「私事ですが、来年1月の公演中に20歳を迎えますので、こういった節目に出演できることに縁を感じ、身が引き締まる思いです。最近、お芝居で女形をつとめさせていただく機会が増え、もっと勉強したいという思いが生まれておりました。そのようななかで、来年は新春浅草歌舞伎の『相生獅子』と『男女道成寺』という女形で一年のスタートを切れることをありがたく思っています」と、抱負を語りました。

構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。




