【50代の京都旅】伊根に天橋立も! 大注目の“海の京都”で絶景と海の幸を満喫
のびやかな気分になれる 伊根の舟屋散策

京都府、丹後半島の北東部に位置する伊根町の伊根浦地区には、約230軒の舟屋が建ち並んでいます。舟屋とは、海に面して建てられた家の1階が船着場になっている建物。昔は海辺には珍しくない建物だったそうで、日本各地に現存もしていますが、これだけ多くの舟屋が残っているのはここだけ。国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。
多くの舟屋は、現在でも住んでおられたり、お仕事で使われたりしている個人の私有地。インバウンドの観光客もたくさん見かけましたが、プライベートなエリアに立ち入ったりせず、良識を持って見て回りましょう。

そんな伊根町では、江戸時代中期、宝暦4年(1754)創業の老舗、向井酒造に立ち寄りました。舟屋を仕込み蔵として使ってはるそうで、日本で一番海に近く、日本で一番狭い酒蔵なのだとか。

向井酒造の名を全国に知らしめたのが、写真右の冷蔵庫左上の「伊根満開」。古代米(紫黒米)を配合した、赤い日本酒! ちなみに私は、写真左の冷蔵庫左下の伊根名物「さばへしこ」を購入しました。へしことは、青魚を塩漬けにし、さらに糠漬けにしたもの。

向井酒造のオリジナルグッズもかっこいい! 去年も丹後地方を取材しましたが、こちらにも丹後の名産品であるちりめんのトートバッグが並んでいました。
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