【更年期の養生 Vol.8】年末年始の精神的な「ゆらぎ」「無気力」「落ち込み」を癒やす「がんばらない養生」
お正月はおせちで腎の疲労回復を

まずは腎の疲れをいたわる養生法をご紹介します。更年期は腎の力が低下しやすい年代。お正月は腎を補う食材をよくとって腎の疲労回復をはかりたいものですが、実はおせちには腎の力を補う薬膳効果を持つ食材が多く使われています。特に、次のような食材をよくとるといいでしょう。
◉黒豆
水分と血(けつ≒血液)のめぐりをよくするとともに、必要な水分や血を補う性質がある食材。特に、腎の力の低下からくる腰痛、ひざの痛み、頻尿、汗をよくかく、寝汗などが気になる人におすすめです。
◉黒ごま
腎の力を補って潤いを高める性質があります。腎の力の低下からくる肌の乾燥やかゆみ、足腰の痛み、白髪や脱毛などが気になる人に。
◉昆布
水分の滞りをやわらげてめぐりをよくする性質がある食材。むくみ、肥満、できもの、おりものなどが気になる人に。
◉えび
体を温める性質が強く、冷えが気になる人におすすめの食材。特に、腎の力の低下からくる足腰のだるさ、筋肉の痛み、手足のひきつりなどが気になる人に。
◉栗きんとん
栗には腎を補う性質があり、耳鳴り、聴力の低下、足腰がだるい、頻尿、歯のぐらつき、筋肉の張るような痛みなどが気になるときにおすすめです。
◉あわび、とこぶし
夕方から夜の強いほてり、不眠、寝汗、頻尿、おりものなどが気になる人に。また、視力低下が気になる場合もおすすめです。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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