年を重ねた今だから刺さる、少年少女のピュアな恋を描いた名作映画3選
『マイ・ガール』© 1991 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
もうすぐバレンタイン・デー。子どもの頃、好きな男の子にチョコレートをあげるかどうかで迷ったり、手渡す瞬間もドキドキしたり、そんな甘酸っぱい思い出がある人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、あの頃のピュアな気持ちがよみがえるような、少年少女の恋を描いた名作映画を紹介します。年を重ねた今だからこそ、若い彼らの真っ直ぐな想いが胸に響きます。
目次
少年との友情、淡い恋心、切ない体験、少女の成長を描いた珠玉の名作
『マイ・ガール』

アンナ・クラムスキーと『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキンがとにかく可愛らしくて、公開から30年以上経った今も、みずみずしさと輝きが色褪せない名作。
1972年の夏、ペンシルバニア州の田舎町に住む11歳の少女ベーダ(アンナ・クラムスキー)は、自宅で葬儀場を営む優しいパパと認知症の祖母と3人で生活していました。利発で元気にふるまっているベーダですが、ママを亡くしており、深い悲しみを抱えています。そんなベーダの心の支えは、幼馴染の少年トーマス・J(マコーレー・カルキン)。ベーダの後をついてくるトーマス・Jは、まるで弟のよう。二人は毎日一緒に遊び、自転車であちこちを走り回ります。ベーダが若い文学の先生に恋をしていることも、トーマス・Jは知っています。
同じ頃、パパも新たな恋を始めたようでした。相手は、葬儀場で死化粧を担当してもらうために雇った美容師のシェリー。パパの関心がシェリーに向かっていることを感じ取ったベーダは、激しく傷つきます。
その夏、ベーダはトーマス・Jと“兄妹の誓い”を立て、初めてのキスをし、さらに思いがけない大きな悲しみを経験します。
少女の淡い恋や友情だけでなく、死が身近にある特殊な環境で育ったベーダのひと夏を通じて、生のはかなさや尊さも描いた作品。ベーダは“色が変わる指輪”を大切にしているのですが、その色の変化が彼女の心の成長をあらわしているのでしょう。年を重ねてから観直してみると、可愛らしいだけではない深い魅力に心動かされます。
『マイ・ガール』
1991年製作
デジタル配信中
発売・販売元:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
© 1991 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。





