年を重ねた今だから刺さる、少年少女のピュアな恋を描いた名作映画3選
生と死と輝きと、青春映画の名手が描く美しいラブストーリー
『永遠の僕たち』
『永遠の僕たち』© 2011 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
高校にも行かず、他人の葬儀をのぞいて回っている寡黙な少年・イーノック(ヘンリー・ホッパー)。なぜそんな変わったことをしているのかというと、彼は事故で両親を失い、彼自身も生死をさまよい、両親の死を受け入れられずにいるからです。イーノックにはヒロシ(加瀬亮)という唯一の友人がいますが、彼は日本人の特攻隊員の霊で、イーノックにだけ姿が見えるのでした。
ある日、イーノックは葬儀場でアナベル(ミア・ワシコウスカ)という少女と出会い、言葉を交わすようになります。がん病棟で働いているというアナベルは、ヒロシの存在を聞いても驚くことはなく、自然に受け入れてくれたのでした。
『永遠の僕たち』© 2011 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
まもなく、アナベルは脳腫瘍の再発で余命3カ月と宣告されます。実は彼女は病棟のスタッフではなく、患者だったのです。死を乗り越えて生に向かわなければならないイーノック。精一杯生きながらも死に向かうアナベル。二人は残された時間を輝かせるため、すべてを受け入れて愛を育もうとしますが……。
監督は、『ドラッグストア・カウボーイ』『マイ・プライベート・アイダホ』『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』など、青春のきらめきと痛みや切なさを描く名手、ガス・ヴァン・サント。秋から冬に向かう美しい景色のなか、今を生きながらも時間的な終わりが見えている若い二人の純粋な愛と、第二次世界大戦で散ったヒロシの愛を重ねて描いた、独特な美しさのある作品です。

『永遠の僕たち』
2011年製作
デジタル配信中
発売・販売元:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
© 2011 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。




