【更年期×東洋医学で解決!】めまい、頭痛、肩こりを招く「寒暖差疲労」は“目のケア”と“睡眠ケア”で予防
東洋医学で見ると、寒暖差疲労は「肝(かん)の高ぶり」が関係

寒暖差疲労を防ぐために実践したいのは、衣服管理をして寒暖差を抑えること。自律神経の要所である首、手首、足首まわりを冷やさないように防寒し、細かく温度調節ができるように重ね着をして寒暖差を極力少なくする工夫が大切です。また、ぬるめのお風呂に浸かる、深呼吸をするなどの自律神経をリラックスさせるケアもいいでしょう。まずはこうした基本的なセルフケアを押さえた上で、さらに東洋医学によるアプローチも寒暖差疲労対策にプラスしてみませんか?
寒暖差疲労を東洋医学の視点で見ると、「肝(かん)の高ぶり」ととらえることができます。
「肝」とは東洋医学の基本理論である五臓のひとつで、その主な働きは気(き=エネルギー)のめぐりをよくする「疏泄(そせつ)」と、血(けつ≒血液)を蓄える「蔵血(ぞうけつ)」。なじみが薄い言葉であまりピンとこないかもしれませんが、このふたつの働きは体にとってエンジンとガソリンのような重要な役割をになっています。
肝の疏泄は、気を全身にめぐらせて自律神経をコントロールし、体内の各機能をスムーズに動かすエンジンの役割。そして肝の蔵血は、このエンジンを動かすための燃料となるガソリンの役割があり、同時に摩擦や蓄熱を防ぐ潤滑油や冷却水の役割も兼ねています。
三寒四温の季節になると、激しい寒暖差に対応しようと肝は疏泄の働きを高めようとします。エンジンの回転数を上げようとしている状態ですね。このとき肝の蔵血が十分であれば、ガソリンは満タンでエンジンの回転も安定し、肝の疏泄が滞りなく行われるはず。しかし肝の蔵血が不足していると、ガス欠なのに無理矢理エンジンを吹かせる状態となってしまいます。
肝の高ぶりとは、いわばこのようなエンジンの空焚き、オーバーヒートの状態。
そして更年期になると、体内で血を生成する量が減少して肝の蔵血が不足しがちになるため、この肝の高ぶりが起こりやすくなるのです。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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