日永の季節。うつろう心と光と花のこと【連載vol.7 ー今日花(こんにちばな)通信ー】
花の魅力を届ける人・吉原友美さんが伝えたい“花”は、植物を通じて、今の自分の心と向き合う「今日花(こんにちばな)」というあり方。
花を選び、飾ることは、自分と向き合い、今の気持ちを感じ取る行為。季節を通して今日の自分にまっすぐに向き合う手段としての花が「今日花(こんにちばな)」なのだそう。
そんな吉原さんの日常と花のある暮らしを、吉原さんの言葉でお届けします。
写真/須賀浩二、吉原友美
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この連載で紹介している写真は、時々、私が撮影してきたものを掲載することがあります。スマートフォンの写真フォルダに入っているものを見た編集の方が「光がきれいですね」と言ってくださいました。
これはとても嬉しいコメント。
花に光がどう当たっているかはとても大切な要素で、私がいちばん気にしていることだからです。
どんな花も太陽なしでは育つことはできません。
フラッシュが自然光のように再現できたとしても、太陽の光ほど、花の存在感と美しさを引き出してくれるものはないと思っています。
レッスンの最後には、生け終えた花を撮る時間を設けています。
作業台を部屋の中央に置いていても、このときは光がよく入る窓辺などに移動して、その台のまわりをぐるぐるとまわったり、花自体をまわしたりと、陰影によって花の表情がどう変わるかをよく観察してみてください、とお伝えしています。
生けた花をちょっと離れた位置から、客観的に見てみる。
逆に、ズームレンズでぐっと近寄って、人の目では見えない距離で見てみる。
そこには、思わぬ発見があります。
私自身、撮影するときは、花に近寄ったり離れたり、寝そべって近づいたりと人にはお見せできないようなポーズでスマートフォンを構えています。
この記事を監修した人
「PAUSE」主催吉原友美
「日々の暮らしの中に、ひと休みできる時間を」
との思いから、小休止を意味する「PAUSE(パウズ)」を屋号に、花の配送、出張生花店、空間装花、ワークショップを開催。神奈川県三浦郡葉山町にアトリエをかまえ、日常と心に寄り添う花を提案する。
撮影/安彦幸枝
Instagram:@pause_story_
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