【更年期×東洋医学で解決!】怒りっぽいのは春のせい!タイプ別アンガーマネジメント養生で怒りをクールダウン
がんばりすぎて怒りが爆発する「肝鬱(かんうつ)」タイプのアンガーマネジメント

肝の伸びやかな疏泄が抑圧されてエネルギーが滞っている状態を「肝気鬱結(かんきうっけつ)」、略して「肝鬱(かんうつ)」と呼びます。イライラして怒りっぽい、胸やわきが張る・痛む、のどがつかえるなどは肝鬱の代表的な不調で、春になると誰しもこの肝鬱になりやすいのですが、特に更年期世代は肝鬱になりやすい傾向があります。
肝鬱タイプの怒りの特徴は「ため込み型」であること。不満や苦痛をがまんしてがんばっている人や、言いたいことを言わずに飲み込んでいる人は、怒りを内側にため込んでいる場合が多く、そのため込んだ怒りが風船のようにふくらんでいる状態です。やがてパンパンにふくれ上がったときに、些細なきっかけが最後の一押しとなって怒りが爆発してしまうのです。それは例えば、靴下が脱ぎっぱなしというような、周囲から見ればとるに足らないことかもしれません。「なんでこんなことでそんなに怒ってるの?」と思われる状況かもしれません。しかし本人にとっては、それまでずっと怒りをこらえてきて、いよいよ限界に達した結果としてのたまりにたまった怒りなのです。このように怒る頻度は必ずしも多くはないものの、ため込んだ怒りが一気に爆発しがちなのが肝鬱タイプの特徴です。
肝鬱タイプの場合、ほかにも次のような傾向が見られることもあります。
□無意識に大きなため息をつくことが多い
□理由もなく急に悲しくなったり、涙もろくなったりすることがある
□家族の立てる音や話し声が異常に気になる
□激しく怒った後に、ひどく落ち込むことがある
□さっきまで笑っていたのに急に落ち込むなど、感情がジェットコースターのように変化することがある
当てはまる項目がある場合は、肝鬱をやわらげる次の養生法をとり入れてみてください。
①1日1回は「ま、いっか」と考える
肝鬱タイプは基本的にがんばりすぎか、がまんしすぎ。まずはがんばりすぎないことを意識しましょう。そのために1日1回は必ず「ま、いっか」と考えてがんばることをやめてみて。仕事も家事も完璧を目指さずに、60点で合格とすることも大切です。
②体を締めつけから解放してゆるめる
肝鬱は体内のエネルギー(気)のめぐりが滞っている状態。エネルギーを滞らせるのはストレスだけでなく、衣類などによる物理的な締めつけも原因となります。外出時はできるだけ体を締めつけない服装を選び、帰宅したらすぐにブラジャーやベルト、タイトな服などを脱いでゆったりした部屋着に着替えて体を解放してあげましょう。
③怒りが湧きそうになったら「香りの力」でクールダウン
香りは脳に作用して、瞬間的に気の流れを促してくれます。怒りが湧いてきそうになったら、アロマ系のハンドクリームをつけたりロールオンを手首や胸元、首筋などに塗ったりして深呼吸を。アロマは自分の好きな香りを選ぶか、気のめぐりをよくするベルガモット、ペパーミント、ローズなどの香りを選ぶといいでしょう。ミントのタブレットを食べるのも、怒りの応急処置に役立ちます。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
関連記事
-
-
-
-
-
PR
-
PR
-
PR




