【更年期×東洋医学で解決!】怒りっぽいのは春のせい!タイプ別アンガーマネジメント養生で怒りをクールダウン
怒りが攻撃的な「肝陽上亢(かんようじょうこう)」タイプのアンガーマネジメント

肝鬱の状態が長期化すると滞ったエネルギーが熱を持ちはじめ、やがてその熱の影響で肝が乾燥気味に。乾燥した木は燃えやすいように、乾燥した肝は怒りの炎が着火しやすい状態となります。この状態を専門的には「肝陽上亢(かんようじょうこう)」と呼びますが、このタイプもまた更年期世代に多く、イライラして怒りっぽい、のぼせ、頭痛、めまい、耳鳴り、不眠などの不調がよく見られます。
肝陽上亢タイプの怒りの特徴は「瞬間湯沸かし型」であること。肝が水分不足であるために肝に熱がたまりやすく、その熱が頭部に上昇してオーバーヒートの状態になっているため、怒りの沸点が低く、すぐに怒ってしまう傾向が見られます。もし以前に比べて短気になったかも⋯⋯と感じているなら、肝陽上亢の可能性があるかもしれません。また、怒りのパワーが強く、ときに激しく激昂する場合も。
肝陽上亢タイプの場合、ほかにも次のような傾向が見られることもあります。
□いつもピリピリしがちで、周囲の些細な言動にすぐカチンとくる
□怒ると顔がカーッと真っ赤になったり、目が充血したりする
□怒り出すとまくし立てたり、声が大きくなったり、攻撃的な口調になったりする
□怒ったときに頭痛や耳鳴りを伴うことがある
□怒ったときにのぼせやめまい、ふらつきなどを伴うことがある
当てはまる項目がある場合は、肝陽上亢をやわらげる次の養生法をとり入れてみてください。
①肝を潤す食材と肝の熱を冷ます食材をよくとる
肝陽上亢は肝の潤い不足(水分不足)と、それによる肝の熱の過剰が原因。そこで日々の食事に、肝を潤す食材と、肝の熱を冷ます食材をよくとり入れてください。肝を潤す食材には小松菜、いちご、牡蠣、ほたて、くこの実など、肝の熱を冷ます食材にはトマト、白菜、セロリ、ミント、菊花、かに、しじみなどがあります。
②怒りの火に油を注がないようにする
頭部がオーバーヒートになっているところに、さらに頭部に熱を加える行動をとってしまうと怒りがどんどん強くなってしまいます。特に更年期世代は、肝が乾燥しているために怒りの炎が燃え上がりやすい状態。アルコール、激辛料理などは怒りの火に油を注ぐことになるので注意が必要です。また、夜ふかしも頭部のオーバーヒートの悪化につながるので避けましょう。
③怒りが湧きそうになったら首を冷やしてクールダウン
肝の熱が上昇すると首筋や耳の後ろが熱の通り道となります。そのため怒りが湧きそうになったら、首筋や耳の後ろを素早く冷やすのが効果的です。おすすめはスマホの背面を首筋に当てること。スマホ背面には強化ガラスやアルミニウムが使用されていて常に冷たいので、応急処置として首元を冷やすのにうってつけです。冷たいペットボトルや冷感タオル、冷却シートなどでもいいでしょう。冷やしながら目を閉じると、さらにクールダウン効果が高まります。
この時期に怒りっぽくなることは、春という季節に心身が適応しようとしている証。東洋医学の知恵でうまくクールダウンして、ポジティブな気持ちで春の陽気を浴びたいですね。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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