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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年1月号

2024年12月6日(金)発売
特別価格:1420円(税込)
表紙の人:原田知世さん

2025年1月号

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【原田知世さんインタビュー】
「先のことよりも、”今をいかに楽しむか”を大切に」

大人のおしゃれ手帖編集部

【天海祐希さんインタビュー】 「先のことよりも、〝今をいかに楽しむか〟を大切に」

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ジャケット¥104,500、パンツ¥63,800/ともにユーモレスク、ブラウス¥13,750、イヤリング¥6,600/ともにラ ブティック アンサンク、ネックレス¥61,600、リング¥192,500/ともにメゾンルーバス

会いたい人にはすぐに会いたいし、思いついたことはすぐに実行していきたい

冬の穏やかな日差しを受けて、ゆったりと柔らかくほほえむ原田知世さん。1年の締めくくりを前に感じているのは、「日々を大切に過ごしたい」という思い。

「元気に毎日を楽しめる時間って意外とあっという間に減ってしまいます。だから、大切なのは先のことよりも "今"。 "また今度"ではなくて、会いたい人にはすぐに会いたいし、思いついたことはすぐに実行していきたいです」

限られた時間の中で、自分の心を豊かにしてくれるものは何か。それを考えるきっかけのひとつとなったのが、実話をもとに作られた映画『35年目のラブレター』です。

戦時中に生まれ、読み書きができずに育った男性が、長年寄り添ってくれた妻にラブレターを書こうと、60代で夜間中学へ通い始める……という物語で、主人公の保を笑福亭鶴瓶さん、彼を支え続けた妻の皎子を原田さんが演じます。

「ふたりがお互いを大切に思い、一緒にいることで何倍もの力になる……。とても尊いものを見せてもらった気がします。実際の皎子さんはずっと目をそらさずに保さんを見つめてきたと思うので、私もその視点を大事にしたくて、撮影中は鶴瓶さんのことを側で見つめていました」

何歳になっても、積み重ねることで夢は叶えられるのだと、大人世代に勇気を与えてくれるのも本作の魅力。

自分の体と対話することは大事

セーター ¥52,800/ミディアム(デイズ)、デニム¥23,090/ジョンブル、イヤリング¥7,150/ラ ブティック アンサンク

原田さん自身が、最近学んでいることは?

「簡単な筋トレとストレッチを教わって、朝や夜に取り入れています。続けていると体が変わってくるのがわかるし、少し休むとすぐもとに戻ってしまうんですよね。小さな変化ですが、自分の体と対話することは大事だと実感しています」

そして、原田さんにとって最も重要な学びは、やはり歌に関すること。

「数年前からボイストレーニングへ通っていて、レコーディングのときも喉の使い方を研究したり、考えたり。もちろん仕事ではあるんですけど、どこか趣味のような気持ちで取り組んでいます」

そうしたトライアルの成果が発揮されているのが、11月にリリースしたミニアルバム『カリン』。透明感のなかにも日だまりのような温かさが感じられる6曲が収録されています。

「発声で意識したのは、低音をしっかり出すこと。強く歌うのではなく、できるだけリラックスした状態で安定した低音を出すようにしました。私にとっては難しい曲が多くて、アレンジは信頼できる方々におまかせし、歌うことに集中しています」

”今日をいかに楽しむか” を大事に

コート¥121,000/ミディアム(デイズ)、ドレス¥26,400/ラ ブティック アンサンク、ネックレス¥49,500/メゾンルーバス、ブーツ/スタイリスト私物

作家陣には、川谷絵音さんや高野寛さん、高橋久美子さんをはじめ、藤原さくらさん、sorayaさんといった若手のミュージシャンも。
自分とは異なる世代の作り手の視点を入れることで、新しい刺激が得られるそう。

「新しい音楽については20代の姪から教わることも多いんです。すすめてくれるものも私の好みに合うことが多くて、音楽に限らずお笑い、化粧品、洋服……といろんな情報を彼女から得ています。いわゆるプチプラコスメも、『知世さんはブルベだから、この色が似合うよ』と選んでくれて(笑)。それが思いのほか、使いやすかったりするんですよね」

そうした気の置けない家族とゆったり時間を過ごせるのも、年末年始の楽しみ。

「お正月は時間に縛られず、とにかく家族でのんびりしたい。おせちを食べたり、昼間からお酒を飲んだり。家のことは忘れて、何もせずに過ごしたいですよね」年始に限らず、「こうするべき」というルールに縛られないのも、日々を穏やかに過ごすための秘訣なのだとか。

「今日はいつものように動けないな……というのは、『休みなさい』という体からの合図だと思うんです。そういう日は素直に休んで、代わりに調子がよくて物事がはかどる日にまとめてやればいい。ストレスを溜めないためにも『絶対こうしなきゃ』とは考えないようにしています」

2024年は音楽と俳優活動それぞれにバランスよく取り組むことができ、充実した1年になったそう。
「来年も、大きな目標を立てるというよりは、"今日をいかに楽しむか"を大事に過ごしていきたいです」

TOMOYO HARADA
1967年生まれ、長崎県出身。1983年、『時をかける少女』で映画デビュー。近年の出演作に映画『星の子』、ドラマ『あなたの番です』『半分、青い。』『スナック キズツキ』など。歌手としてもデビュー当時からコンスタントにアルバムを発表しており、1990年代には鈴木慶一やトーレ・ヨハンソンをプロデューサーに迎えた作品で高い評価を得る。今年11月にミニアルバム『カリン』をリリース。映画『35年目のラブレター』が3月7日より公開。


撮影/枦木 功[nomadica] スタイリング&ヘアメイク/藤川智美[Figue] 文/工藤花衣

大人のおしゃれ手帖2025年1月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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  • ジャケット¥104,500、パンツ¥63,800/ともにユーモレスク、ブラウス¥13,750、イヤリング¥6,600/ともにラ ブティック アンサンク、ネックレス¥61,600、リング¥192,500/ともにメゾンルーバス
  • セーター ¥52,800/ミディアム(デイズ)、デニム¥23,090/ジョンブル、イヤリング¥7,150/ラ ブティック アンサンク
  • コート¥121,000/ミディアム(デイズ)、ドレス¥26,400/ラ ブティック アンサンク、ネックレス¥49,500/メゾンルーバス、ブーツ/スタイリスト私物

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