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2025年1月7日(火)発売
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【朝ドラ出演で話題! 富田望生さんインタビュー】 「ひとりじゃできないことの素晴らしさ」を感じた瞬間

大人のおしゃれ手帖編集部

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連続テレビ小説『ブギウギ』の小夜ちゃん、『だが、情熱はある』の静ちゃんと、どんな役でも自分のモノにして場をさらうインパクトを残す俳優・富田望生さん。1月17日公開の映画『港に灯がともる』では初めて主演を務めます。『カムカムエヴリバディ』『心の傷を癒すということ』の安達もじり監督が、膨大な取材を重ねて作り上げた人間ドラマです。映画のこと、ロケ地となった神戸の思い出、俳優としての未来について、富田望生さんに聞きました。

目次

【朝ドラ出演で話題! 富田望生さんインタビュー】 「ひとりじゃできないことの素晴らしさ」を感じた瞬間

  1. 役として感じることだけに集中した日々
  2. 鳥肌が立つことばかりの撮影現場
  3. 誰に対しても、その人を知ろうと向き合います

役として感じることだけに集中した日々

阪神・淡路大震災の翌月に神戸市長田区で生まれた在日韓国人三世の灯(あかり)は、父や母が口にする家族の歴史や被災の苦労を受け止められず、苛立ちと孤独を抱えていた……。映画『港に灯がともる』で灯役をオファーされた富田望生さんは、脚本と向き合い、「これは何か知識を得ることで役を作る、そういうことはしないほうがいいのかも」と、役として生きる覚悟を決めたそう。

「お父さん(甲本雅裕)、お母さん(麻生祐未)、それ以前のおじいちゃん、おばあちゃんの頑張りもあって、灯は在日韓国人が抱える不自由さのなかに生きているわけではありません。灯を演じるには、在日の方の様々な声を知識として入れてしまうと、その辛さが先行してしまうかもしれないなと。また、私は東日本大震災を経験しているので、震災を経験していない灯の感覚をどう見つけていくかが難しかったです。3月~4月の撮影前はちょうど故郷の福島で、東日本大震災に関わるお仕事をさせていただいていたので不安でした。でも新幹線の窓から見える景色が変わり、神戸に着いた時には吹っ切れて、灯として感じることだけに集中しようと思ったんです」

ロケ地である港町・神戸は、この映画のもうひとつの‟主役”。富田さんはクランクイン1週間前から現地に入り、街の空気を吸い、暮らし、そこに住む人に会いました。

「この街で灯は、今も生きている――。どれだけそれを感じ取ることが出来るかに集中しようと思いました。お味噌汁くらいは自炊しようと野菜をカットして保存しておき、すぐに調理ができる状態にしていたんですけど、あまりにも神戸のお店がおいしいところばかりで! 毎日毎日、街に繰り出していました(笑)」

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