新しい年を前向きに生きたい! 勇気や元気をもらえる映画3選
『コーダ あいのうた』© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2025年を迎えて、「今年もがんばろう」「今年こそずっとしたかったことを始めてみよう」など、気持ちを新たにしている人々も多いのではないでしょうか。そこで今回は、そんな前向きな気持ちをさらに高めてくれそうな、勇気ある物語やサクセスストーリーなど3本の映画を紹介します。
目次
耳の聞こえない家族の中で自分の歌声を信じて……
『コーダ あいのうた』
聴覚障害者の家族の中でただひとり耳が聞こえる少女の歌声が、彼女と家族を変えていく過程を描いた感動作。2021年のサンダンス映画祭で観客賞など史上最多の4冠を受賞、第94回(2022年)アカデミー賞では作品賞を含む主要3部門を受賞するなど、その快進撃も話題となった映画です。
海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聞こえるため、幼い頃から家族の“通訳”となり、家業の漁業も手伝っていました。新学期、憧れのマイルズと同じ合唱クラブに入ったルビーは、顧問の先生に歌の才能を見出され、都会の名門音楽大学の受験を強く勧められます。しかし、そんなルビーの歌声を家族は聞くことができません。両親は娘の才能を信じられず、大反対をします。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続ける道を選びますが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、ある決意をします。
本作は、2014年のフランス映画『エール!』をもとにハリウッドがリメイクした作品。『エール!』の魅力を引き継ぎながら、さらに見応えある仕上がりになっています。主人公のルビーを演じるのは、イギリスの俳優エミリア・ジョーンズ。家族役には聴覚に障害がある俳優を起用していて、父役をトロイ・コッツァー、母役をマーリー・マトリン、兄役をダニエル・デュラントが演じています。
仲がよく支え合い活気にあふれた家族と、その家族のことが大好きだけれども自分の夢をあきらめたくない少女が、多くの葛藤を乗り越えて、勇気を出してそれぞれ歩み出す姿に胸が熱くなります。
『コーダ あいのうた』
2021年製作
Blu-ray ¥5,280/DVD ¥4,180
発売・販売元:ギャガ
構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。
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