【大人のための絵本】vol.1 モデル・アンヌさんの名作選
「わたし」を大切にする絵本
大人にこそ読んでほしい絵本
こんにちは。アンヌです。絵本が好きで、息子や地域の子どもたちに読み聞かせもしてきました。絵本とかかわって13年。なかには大人の私が心揺さぶられるものもたくさんありました。絵本には、大人の心を癒して育む力があるもの。大人にこそ読んでほしい、おすすめの作品をこれから少しずつご紹介していきたいと思います。今回は、「わたし」を大切にする絵本、というテーマで2冊ご紹介します
忙しさから解放されたときにこそ読んでほしい
意識を自分に向けるこの2冊
今年の春、息子が中学に入学。なんでも自分でできるようになり、おかげで私はほんの少し「ゆとり」が持てるようになりました。でも、かえってどう過ごしたら?と戸惑うことも。長い間、子どもや家族を優先して、自分自身のことは後回し。一生懸命突っ走ってきて、突然、解放された今、少しのゆとりができたことで、「わたし」の迷子になってしまった! そんな感じなのです。これが人生の節目なのかな、と身をもって感じるこの頃です。
このタイミングにこそ自分のことを考えるチャンスではないでしょうか。
「わたし」は何をしたいのか、そもそもどういう人なのか? と、思いを巡らしてみると、これから歩むべく道に光が差すかもしれません。
自分を思うこと。それはすなわち、周囲を幸福にすることへも繋がるのでは。
「だいじなのは、何になるかではなく、わたしがわたしになっていくこと」(『わたしたち』河出書房新社)――あるとき、落合恵子さんの言葉にはっとさせられました。この言葉に導かれるようにして、私が「ゆとり」の時間に、もう一度開いた2冊をご紹介します。みなさんが、もし、仕事や家庭での役割に懸命になりすぎて、忘れていたことがあるとするなら。それが「自分らしさ」だとするならぜひ!そして自分を大切にしたら、きっと周囲も笑顔になるでしょう!