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大人のおしゃれ手帖 11月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年11月号

2026年10月7日(水)発売
特別価格:1780円(税込) 
表紙の人:木村多江さん

2026年11月号

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【塩野瑛久さんも見惚れた!】京都国立博物館・特別展「源氏物語 王朝のかがやき」で光る君に出逢う/【こちらも注目!】京都文化博物館・特別展「寛永 太平がはぐくむ美」

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「源氏物語」を取り上げた展覧会の決定版!

京都国立博物館/特別展「源氏物語 王朝のかがやき」02 音声ガイドナビゲーター、俳優・塩野瑛久さん(2)

《宇治の宮の姫君たち》(兵庫・姫路市立美術館蔵)を鑑賞する、本展の音声ガイドナビゲーター・塩野瑛久さん(俳優) *特別展「源氏物語 王朝のかがやき」会場写真(京都)

今回の源氏物語展は、とにかく見どころだらけ。

絶世の美男子・光源氏の恋多き生涯とその後日譚を描いた全54帖からなる『源氏物語』ですが、残念ながら作者である紫式部の直筆本は現存していません。ではどうやって今に伝えられてきたかというと、筆で書き写されることで受け継がれてきたんです。

なかでも、歌人であり文学研究の第一人者でもあった藤原定家が校訂したとされる鎌倉時代の写本「定家本」は、54帖のうち5帖だけが現存を確認されている貴重なもの。2019年に発見された「若紫」の帖も出品されています。

源氏物語展は東京国立博物館でも開催されますが、この5帖が史上初めて一堂に会するのは京都会場のみ。11/3(火)~15(日)の約2週間限定です!

京都国立博物館/特別展「源氏物語 王朝のかがやき」04

《紫式部像》土佐光起筆 江戸時代・17世紀 滋賀・石山寺蔵[前期展示]

紫式部の肖像画として、広く親しまれているのがこちらの作品。『源氏物語』は、世界最古の長編小説とも言われる文学作品。しかも、それを書いたのは女性。紫式部さんご本人は、どんな姿をしていたんでしょう。

京都国立博物館/特別展「源氏物語 王朝のかがやき」05

国宝《源氏物語絵巻 柏木一》平安時代・12世紀 愛知・徳川美術館蔵[10/6〜18展示]

物語の本文「詞書(ことばがき)」とそのシーンを情感豊かに描いた絵が交互に繰り返される国宝「源氏物語絵巻」は、『源氏物語』を描いた現存最古の絵巻。2週間ごとに場面を替えて展示されるそう。

京都国立博物館/特別展「源氏物語 王朝のかがやき」06

重要文化財《源氏物語画帖 若紫》土佐光吉・長次郎筆 安土桃山~江戸時代・17世紀 京都国立博物館蔵 [通期展示、帖替あり<この場面は前期展示>] *京都会場のみ出品

京都会場のみに出品される作品も多数。こちらもそのひとつ。『源氏物語』は、平安貴族たちの間で愛読されただけでなく、それ以後の時代にも数々の写本や絵巻物が制作されています。それだけこの物語が、人々の心を惹きつけてきたということ。

京都国立博物館/特別展「源氏物語 王朝のかがやき」07

重要文化財《能面 泥眼》金春家伝来 「天下一河内」焼印 江戸時代・17世紀 東京国立博物館[通期展示] *京都会場のみ出品

『源氏物語』は平安時代以降のさまざまなジャンルのアートにも影響を与えます。室町時代に「猿楽」として、観阿弥・世阿弥らによって大成された能でも、『源氏物語』の貴人は「幽花(ゆうか)の種」として尊ばれ、〈葵上〉や〈野宮〉、〈夕顔〉、〈浮舟〉といった演目が生み出されました。

こちらの面は、〈葵上〉で光源氏を恋慕うあまりに生霊となってしまう六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)役の前半で使われる面。美しい女性の面ですが、白目に金泥が施されていて、わかりやすくいえばちょっと“イっちゃってる”状態が表現されています。

京都国立博物館/特別展「源氏物語 王朝のかがやき」08

能〈葵上〉の復原能装束が展示されているコーナーのみ、写真撮影が可能です!

京都国立博物館/特別展「源氏物語 王朝のかがやき」09

音声ガイドナビゲーターの俳優・塩野瑛久さんが印象に残った作品として挙げていたのが、徳川美術館所蔵の国宝「初音の調度」。江戸幕府三代将軍・徳川家光の長女・千代姫の婚礼調度の品々です。

“嫁入り道具”というにはあまりにも美しすぎる調度品には、『源氏物語』「初音」の帖をモチーフに、光源氏が造営した「六条院」の情景が絢爛豪華にあしらわれています。

さて、ここで写真でご紹介できないのが残念ですが、私が一番心惹かれた作品について触れておきます。それは、アメリカ・ハーバード大学美術館/アーサー・M・サックラー美術館から里帰りした「源氏物語画帖」。室町時代・永正7年(1510)に土佐光信によって描かれたもので、全54帖が揃っています。

デザイン的にとても優れていて、古いものだなんてとても思えません。必見です!

この記事を書いた人

編集者

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

Instagram:@asa_ship

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