【50代の趣味活】
汚れも黄ばみも「藍染」でおしゃれに変身!
藍染は紀元前3000年前から存在している技術です。
世界各地で愛され、長きにわたり人々の暮らしを彩ってきました。
そんな藍染が日本に伝来したのは奈良時代のこと。
奈良・平安時代の重要文化財が眠る正倉院にも藍染の作品が保存されています。
江戸時代に入る頃にはいたるところに紺屋ができ、着物や浴衣、のれん、手ぬぐいなど、さまざまなものが藍で染められるようになりました。
「ジャパン・ブルー」という名前とともに親しまれている藍染を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょう。
古くなった衣類に第二の人生を
「藍染の基本講座」
初心者でも簡単に衣類や小物をリメイクできる藍染。
お気に入りのアイテムを捨てる前に、トライしてみて!
ここでは、『大人のおしゃれ手帖特別編集 簡単! おうちで藍染』をもとに、藍染の基本的な手順をご紹介します。
①染めるものを濡らす
染料を均一に浸透させるために、染めたいものをしっかり水に浸します。
まんべんなく濡らしたら水気をよく絞ってください。
染めるものに糊や汚れなどがついている場合は、作業を始める前に洗濯しておくとよいでしょう。
②染液を作る
バケツに20~40℃のお湯を1リットル用意し、染料を入れて混ぜます。
そのままだと藍が溶けないので、アルカリ剤を加えて藍を溶かしてください。
このとき、空気が入らないよう優しく混ぜるのがポイントです。
藍が溶けたら酸化防止のために還元剤を撒いて静かに混ぜましょう。
染料が緑に変色するまで、15分程度待ちます。
③染めるものを染液に浸す
染めるものを②の工程で作った染液に浸し、1~2分漬け込みます。
空気に触れると色ムラが出やすくなるので、液面から染めるものが浮いてこないように押さえておくとよいでしょう。
④空気にあてる
染液から取り出して染めるものの水気を絞ったら、空気が均一に通るよう広げてください。
はじめは黄緑色ですが、次第に藍色に変化していきます。
濃く染めたい場合は、③と④の工程を繰り返しましょう。
⑤水で洗う
洗面器で染めるものを水洗いします。洗い水が透明になるまで繰り返せばOKです。
色落ちを軽減したい場合は、染めるものが浸かるくらいの水量に3~5倍に薄めた酢を入れて色止め液を作りましょう。
5分ほど浸したのち、よくすすいでください。
⑥よく乾かす
染め上がったものを乾燥させたら完成!
以上が基本の手順です。
藍染をするときは、染料や薬品を扱うので、マスクと手袋を装着することをおすすめします。
万が一染料が飛び散ったときのために、エプロンもつけておくと安心です!
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