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大人のおしゃれ手帖 6月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2024年6月号

2024年5月7日(火)発売
特別価格:1400円(税込)
表紙の人:桐島かれんさん

2024年6月号

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【インタビュー】平松洋子さんが語る「身体と食の関係」

体が資本のアスリートは、何を食べ、どうやって自分にとって理想の体を作り上げていくのか…。
「身体と食」をテーマにした平松洋子さんの新刊は、自分自身の体についても考えさせられる一冊です。

自分の体は自分自身でマネジメントできる

『ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け』は、長年、食というテーマに向き合ってきた平松洋子さんならではの視点で、「身体と食」を掘り下げていくルポルタージュ。

体が資本であるアスリートと、彼らの食事を支える人々への5年にわたる取材を通じて、人の体がどう作られていくのかが明らかになっていきます。

「子どもの頃から、なぜお相撲さんはあれだけ大きな体を作らなければいけないんだろう? と素朴な疑問を抱いていました。一方で同じスポーツの世界でも、例えばマラソン選手は関節に負担がかからないよう必要な筋肉を残し、脂肪をそぎ落としていく。競技によって体のあり方もトレーニングも全く違うことに、ずっと興味がありました」

取材を通じて実感したのは、「体は自分でマネジメントできる」ということ。

「もちろん、究極のところに立っているアスリートのやり方を、そのまま一般の人が取り入れることには無理がある。でも、体というものは自分で面倒を見ていくものだし、必ず変わっていく。そのことを確信しました」

サプリメントや腸内環境、体脂肪…といった体作りに関する最新情報も盛り込まれているため、読み手の体に対する意識もおのずと変わっていきますが、あくまでも「体は一人ひとり違うから、『これをすればいい』というものではない」と平松さん。

「当たり前のことのようですが、トップアスリートたちでも栄養と食事、睡眠をどう成立させていくかは難しい。日常と結びついているからこそ、そこを考えるのは自分と向き合う作業になるし、辛いんですよね。情報に追われるのではなく、自分を俯瞰して何が足りないのか、何を変えるべきなのかを分析する目もアスリートには必要なんです」

ちなみに平松さん自身の運動習慣は、アシュタンガヨガとランニングが中心。
「私自身も探りながらやっていますが、1年半くらい試すと、自分に向いているのかどうかが見えてきます。私の場合、ゆったりしたヨガは退屈に感じてしまい、全身の筋肉を使うハードなアシュタンガヨガの方が頑張るぞ、という気になる。始めた当初は10分で汗だくになったり、筋肉痛になっていたけど、今は毎晩40分ほどやっても平気。そうやって自分の体が変わっていくのを体感しています」

『ルポ 筋肉と脂肪 アスリートに訊け』
平松洋子
¥2,310(新潮社)

大相撲、プロレス、駅伝といった異なる分野で活躍する選手と、サポートする栄養士や専属料理人へインタビュー。
トップアスリートを支える最前線の取り組みや知識を紹介するとともに、筋トレや体脂肪、腸内環境などのメカニズムを探っていく。


編集部が選んだ必読書!

人生100年時代を考えるヒントに

『102歳、一人暮らし。
哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』
著/石井 哲代
中国新聞社¥1,540(文藝春秋)

広島県尾道市で、100歳を超えても畑仕事をしながら一人暮らしを続ける石井哲代さんの日常を紹介。哲代さんのチャーミングな名言には、老いることを前向きに捉え、自分を自分で励ましながらご機嫌に過ごすためのヒントが詰まっています。

作家人生を綴る本格自伝小説

『私のことだま漂流記』
著/山田詠美
¥1,815(講談社)

1985年の『ベッドタイムアイズ』による鮮烈なデビュー以来、書き続けてきた著者が、文学少女の頃から漫画家として活動していた学生時代、作家デビューまでを振り返る自伝小説。波乱に満ちた作家人生が著者らしい率直な語り口で綴られています。


写真/白井裕介 文/工藤花衣

大人のおしゃれ手帖2023年3月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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