「漢方薬」との上手なつき合い方
自分の崩れかけているバランスを知り、整えるようにすれば、
体質や不調改善につながります。
目次
漢方薬を取り入れて自分本来の力を有効に
漢方薬の種類
冷え性で疲れやすい人に 「温経湯」
冷え性で疲れやすい人におすすめ。
手足のほてり、足腰の冷え、口が渇く人の多汗、動悸、
月経不順、不眠、湿疹などに効果がある。
月経前後の不快症状やむくみなどの緩和にも使用される。
目の下に黒っぽいクマがある人に 「桃核承気湯」
比較的に体力はあるが、くちびるや歯茎がうっ血気味で黒く、
目の下に黒っぽいクマがある人におすすめ。
血行をよくし、便秘解消や精神安定、ホットフラッシュ、肩こり、腰痛に効果。
冷え性でむくみやすい、肌がくすみがちな人に 「当帰芍薬散」
血の巡りが悪く、経血量が少なめ、冷え性でむくみやすい、
肌がくすみがちな人におすすめ。
血の巡りをよくし、月経痛、貧血、冷え性、頭痛、
頭が重い、めまい、肩こり、貧血などに効く。
手足がほてりやすく、疲れやすい人に 「六味地黄湯」
手足がほてりやすく、疲れやすい人に。
自律神経やホルモンのバランスをよくし、加齢とともに衰えがちな腎の機能を補い、めまい、耳鳴り、手足のほてり、
寝汗、尿量の減少など効果。
体力がない人や疲れやすい人に 「加味逍遙散」
体力がない人や疲れやすい人に。
虚弱体質、貧血のほか、イライラ、ホットフラッシュなどの症状に効果が。
月経痛や月経前症候群にも有効。更年期におけるさまざまな不調に対応。
下腹部が張りやすく、骨格がしっかりした人に 「桂枝茯苓丸」
下腹部が張りやすく、骨格がしっかりした人におすすめ。
冷え性、のぼせを伴った月経痛、下腹部痛、お腹の張り、
頭痛、肩こり、湿疹、めまいなどに効果を発揮する。
漢方薬のタイプ
生薬
漢方薬を構成する原料。植物や動物、菌類、鉱物などを加工し、
天然由来の薬効成分を抽出して飲み、自然治癒力や免疫力を増強。
植物をお茶のように煎じて飲むハーブティーのようなものも。
エキス剤
自然の生薬を原料に、成分をフリーズドライの顆粒状にしたもの。
水やお湯で溶かして飲むタイプ。
服用量を少なくし、強すぎる薬効をおさえた状態なので、組み合わせても飲みやすい。
購入方法は?
【病院の処方箋として】
自分の状態を正しく知れるほか、健康保険も適用される。
【漢方薬局】
漢方薬剤師に相談することで、体質改善に加え、オーダーメイドの処方が可。
【ドラッグストア】
手軽に購入できるドラッグストアを利用するのも手。
illustration:Hitomi Hasegawa text:Natsuko Esaki
大人のおしゃれ手帖2014年4月号より
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