健康や美容に直結する“体にいい油”って?
体にいい油を摂ろう! おすすめの油
魚油
魚に含まれる魚油には必須脂肪酸のDHA、EPAが豊富に含まれています。魚はたんぱく質などの栄養素も豊富で積極的にとりたい食材です。手軽にとるにはサバ缶など、魚の缶詰も活用できます。常温で長期保存できる魚缶は、そのまま食べるのはもちろん、パスタなどのアレンジ料理にも使えます。
アマニ油
アマニ油の原料は、アマ科の一年草である「亜麻(アマ)」の種子です。必須脂肪酸のα-リノレン酸が多く含まれています。熱に弱く、酸化しやすいため、加熱調理よりも生のまま使うのがおすすめ。サラダやお味噌汁、豆腐などにそのままかけるだけでコクが加わります。
えごま油
えごま油の原料は、シソ科の一年草である「荏胡麻(えごま)」の種子です。アマニ油と同様に、必須脂肪酸のα-リノレン酸が豊富に含まれています。熱に弱いため、生のまま使うのがおすすめです。えごま油を配合したマヨネーズタイプの調味料なども登場しています。
オリーブオイル
オリーブの果実から作られるオリーブオイルは、オレイン酸が主成分です。抗酸化成分であるポリフェノールやビタミンEも含まれています。熱や光、空気で酸化しやすいため、冷暗所に保存しましょう。
ごま油
ごまの種子が原料のごま油は、必須脂肪酸であるリノール酸のほか、オレイン酸も含まれています。また、抗酸化成分のゴマリグナンが微量含まれています。ほかの食用油に比べて酸化に強いのも特徴です。料理に少量加えるだけで、豊かな香りが食欲をそそります。
MCTオイル
MCTオイルの主成分は、ココナッツやパームフルーツなどに含まれる中鎖脂肪酸です。中鎖脂肪酸100%の油をMCT(Medium Chain Triglyceride)と呼びます。MCTは短時間でエネルギーになり、脂肪として蓄積しにくいといわれており、注目を集めています。発煙点(煙が上がる温度)が低いため、加熱調理はせず、食べ物や飲み物に生のままかけて使います。
(まとめ)
油にはさまざまな種類があり、それぞれに体内での役割があります。ひとつの油に偏らず、バランス良くとることを意識しましょう。もちろん、体にいいといわれる油でも、過剰に摂取すると悪影響を及ぼす場合があります。適量の油をとって健康や美容に活かしましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
この記事の監修者
LIGHT CLINIC 副院長吹田春佳
写真右●30年、50年先の健康を見据えた肥満治療普及を目指してダイエット専門クリニックLIGHT CLINIC(ライトクリニック)を立ち上げ。健康的にダイエットができるよう、内服治療の相談、ダイエット施術から食事・運動指導まで、ダイエットのトータルサポートを提供している。
Website:https://light-clinic.co.jp/
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