【感染症予防に】更年期からの「ドライノーズ」対策でバリア機能の低下を防ぐ!
ドライノーズの原因
空気の乾燥
線毛は乾燥に弱く、湿度が低いと線毛の機能が低下することが知られています。空気が乾燥する冬や、エアコンなどの空調設備を使用する室内では、鼻が十分に加湿できず線毛のはたらきが低下します。冬に風邪やインフルエンザが流行するのは線毛の機能の低下が一因といわれています。
女性ホルモンの減少
女性ホルモンのエストロゲンには皮膚や粘膜のうるおいを保つはたらきがあります。更年期になりエストロゲンの分泌が減少すると、皮膚や粘膜が乾燥しやすくなります。
それに伴い、更年期はドライノーズだけでなく、肌の乾燥やドライマウス、ドライアイ、膣の乾燥も起こりやすくなります。これらを総称して「ドライシンドローム(乾燥症候群)」といいます。なお、女性の更年期は閉経を挟む前後10年間で、一般的に45歳~55歳頃までです。
ストレス
粘液やだ液などの分泌物は「外分泌線」という器官でつくられており、外分泌線は自律神経によって調整されています。自律神経とは自分の意思とは関係なくはたらく神経で、心身の健康を保つ役割をしています。自律神経はストレスの影響を受けやすく、ストレスで自律神経が乱れると外分泌線の機能が低下し、ドライノーズを招きやすくなると考えられます。
この記事の監修者
アルバアレルギークリニック 院長続木康伸
医療法人社団蓮桜会理事長、アルバアレルギークリニック (北海道札幌市)院長。 岩手医科大学卒業、医師と歯科医師のダブルライセンスを持つ。 著書に「保湿を変えればアトピーは治せる」(学研)。メディア出演も多数。
Website:https://alba-allergy-clinic.com/
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