【石原さとみさん、青木崇高さん】どんな努力も「夢中」にはかなわない――映画『ミッシング』インタビュー

大人のおしゃれ手帖編集部

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どんな努力も「夢中」には叶わない

「自分を変えたい！」という思いに突き動かされ、𠮷田監督との仕事をやり遂げた石原さん。誰しも変化を求めるときがあるものですが、その思いを実現するために大切なこととは……。

石原　自分の感性を信じたほうがいいと思います。私の場合は創造する仕事ですから、とくにそうだったのかもしれません。

青木　変化というのは、努力し続けてようやく手に入れられるものだろうと思うんです。一見、変化のないものでも、努力なしに維持はできません。ただ堅苦しいことではなく、自分の感性を楽しく捉えていろいろなものと向き合っていけばいいのではと。努力が辛いときもありますが、目の前にニンジンをぶら下げて（笑）。なにごとかを成し遂げられたら、あの努力もいいものだった……と、あとで思えるのではないでしょうか。

石原　私は感性に従い、のめり込めるものを探しています。どんな努力も「夢中」には敵わないと思うんです。努力しているという自覚がなくなるほどの「夢中」。そちらのほうが断然、幸福度も高い気がしています。

青木　自分も変化していくなか、何をしているときが楽しいか？　ゆっくりと心の奥底を探れば、意外と答えは出てくると思うんですよね。

PROFILE：石原さとみ
1986年生まれ、東京都出身。映画『わたしのグランパ』でデビュー。2003年にテレビ小説『てるてる家族』（NHK）でヒロインを務めた。おもな映画出演作に『北の零年』『シン・ゴジラ』『そして、バトンは渡された』。現在、主演ドラマ「Destiny 」（テレビ朝日系）が放送中。今夏、映画『ラストマイル』が8月23日公開予定。

PROFILE：青木崇高
1980年生まれ、大阪府出身。2007年にＮＨＫ連続テレビ小説『ちりとてちん』で注目され、『龍馬伝』『平清盛』『西郷どん』『鎌倉殿の13人』等のNHK作品で存在感を示す。映画『るろうに剣心』シリーズ、『ゴジラ－1.0』、韓国映画『犯罪都市NO WAY OUT』他、多数出演。Huluオリジナルドラマ「十角館の殺人」が配信中。映画『蛇の道』が６月14日公開予定。

石原さとみさん、青木崇高さん出演映画
『ミッシング』

ひとり娘が失踪、その帰りを懸命に待つ母親とその家族のもがきを描く。『愛しのアイリーン』『空白』の𠮷田恵輔監督による感動作。

監督・脚本／𠮷田恵輔　
出演／石原さとみ　中村倫也　青木崇高　森優作　小野花梨　細川岳　柳憂怜　美保純　ほか
配給：ワーナー・ブラザース映画
５月17日（金）全国公開
©2024「missing」Film Partners

撮影／白井裕介　スタイリング／宮澤敬子[WHITNEY]（石原さん）　ヘアメイク／猪股真衣子（石原さん）、NANA(青木さん)　取材・文／浅見祥子
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