その痛み、「五十肩」かも!?
症状や原因、治し方を解説
肩がズキズキ痛い! 五十肩の症状
五十肩の症状
五十肩には次のような症状があります。日常生活では、服を着替える、頭を洗う、洗濯物を干すなどの動作をつらいと感じる人が多いようです。
● じっとしていても肩が痛む
● 夜間になると肩の痛みが強くなる
● 肩にこわばりがある
● 肩を動かすと痛む
● 肩を自由に動かせない
症状は段階的に変化する
五十肩の症状は段階的に変化していくのが特徴で、「急性期」「拘縮期(こうしゅくき)」「回復期」の3段階に分けられます。五十肩を発症してから回復にいたるまでは、およそ5か月から2年ほどかかるといわれています。
◆「急性期」の症状
安静にしていても痛みがあり、特に夜間の痛みが強く出る時期。ときには眠れないほど強く痛むこともあります。
◆「拘縮期」の症状
拘縮とは、関節が硬くなり動かしにくくなった状態のこと。拘縮期になると徐々に痛みが引いてきますが、肩の動きに制限が残ります。
◆「回復期」の症状
肩の動きが少しずつ改善していく時期です。
この記事の監修者
整形外科専門医中谷 創
つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニック院長。 防衛医科大学校卒。医学博士、整形外科専門医、日本スポーツ協会スポーツドクター、早稲田大学ラグビー蹴球部チームドクター、日本オリンピック委員会強化委員。 ラグビー日本代表の海外遠征帯同やラグビーワールドカップ、東京オリンピックの大会サポートに携わる。陸上自衛隊在籍時は自衛官の健康管理、整形外科手術、災害派遣なども従事。