心疾患を知ろう!
更年期以降の女性が気をつけるべきことは?
虚血性心疾患の主な原因は生活習慣
「狭心症」と「心筋梗塞」
虚血性心疾患には「狭心症」や「心筋梗塞」があります。
狭心症
動脈硬化などによって心臓の血管が狭くなり、血液の流れが悪くなった状態です。運動中やストレスがかかったときなどに胸の痛みや圧迫感が起こり、通常は長くても15分以内に治まります。
心筋梗塞
動脈硬化によって心臓の血管に血栓ができて詰まり、血液が流れなくなった状態。胸に激痛を引き起こし、痛みは20分から数時間続くこともあります。突然死の最大の原因といわれ、すぐに救急搬送しなければ命に関わります。
ただし、高齢者や糖尿病の人は狭心症や心筋梗塞を発症しても痛みを感じない場合があり、倦怠感などの症状を示す人もいます。健康診断の心電図に異常があってはじめて分かることもあります。
動脈硬化や高血圧がリスク要因に
虚血性心疾患の主な原因は、動脈硬化や高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や喫煙です。高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙は動脈硬化をもたらす原因になり、動脈硬化が進行すると心臓の血管が狭くなって虚血性心疾患を引き起こしやすくなるのです。
女性は更年期以降にリスクが高まる
女性は更年期以降、高血圧や動脈硬化になりやすいといわれています。更年期とは閉経を挟む前後10年間のことで、一般的に45~55歳頃までです。女性ホルモンのエストロゲンには血管をしなやかに保つはたらきがありますが、更年期以降は女性ホルモンの分泌が減少するため、高血圧や動脈硬化のリスクが高まります。
この記事の監修者
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長菊池大和
2004年3月、福島県立医科大学医学部卒業後、湘南東部総合病院外科・外科科長などを経て、令和元年5月1日より現職。「総合診療、救急診療を通じて、地域医療に最大限に貢献する」ことを目的に日々診療を行う。 救急センター長日本救急学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本慢性期医療協会総合診療認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医身体障害者福祉法指定医(呼吸器)、厚生労働省初期臨床研修指導医、神奈川県難病指定医、エピペン処方認定医