心疾患を知ろう!
更年期以降の女性が気をつけるべきことは?
虚血性心疾患を予防しよう!
栄養バランスのよい食事
塩分やアルコール、動物性脂肪のとりすぎは生活習慣病の原因になります。おいしく減塩するには、料理にわさびやカレー粉、お酢、しょうがなどの香辛料や薬味を用いるほか、旬の食材や新鮮な食材を使って素材本来の味を楽しむのもおすすめ。お酒はたしなむ程度にして、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
適度な運動習慣
生活習慣病の予防には適度な運動習慣をもつことも効果的です。運動する時間が取りにくいときは、積極的に階段を使う、通勤時に少し遠回りして歩く距離を増やす、テレワークであれば立ってパソコンに向かうなどの工夫をしましょう。
禁煙
たばこの煙にはニコチンなどの有害物質が含まれており、血圧の上昇や、血管の収縮による血流量の低下、酸素や栄養の供給低下などを招きます。喫煙は動脈硬化を進行させ、虚血性心疾患のリスクを高めることが分かっています。
ストレスをためこまない
過度なストレスも虚血性心疾患のリスクを高めます。更年期世代の女性は、家庭環境の変化などさまざまなストレスを受けやすい時期。一人で問題を抱え込まず、周囲の人に相談してよりよい解決策を見出せるようにしましょう。
健康診断の受診
健康診断は、生活習慣病などさまざまな病気の早期発見・早期治療、また病気そのものを予防する目的で行われます。病気の中には自覚症状が現れにくいものもあります。定期的に健康診断を受けて健康づくりに役立てましょう。
この記事の監修者
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長菊池大和
2004年3月、福島県立医科大学医学部卒業後、湘南東部総合病院外科・外科科長などを経て、令和元年5月1日より現職。「総合診療、救急診療を通じて、地域医療に最大限に貢献する」ことを目的に日々診療を行う。 救急センター長日本救急学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本慢性期医療協会総合診療認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医身体障害者福祉法指定医(呼吸器)、厚生労働省初期臨床研修指導医、神奈川県難病指定医、エピペン処方認定医