【あなたはどの不眠タイプ?】
更年期、メンタル不調・・・
眠れない原因をチェック!50代の不眠の悩み
最新の研究で判明睡眠不足により認知症の発症率が上がる
不眠はつらいだけでなく、生活に支障をきたすこともあります。
「深夜に目覚めてトイレに行くときに転倒してケガをしたり、眠気が強い状態で車の運転をして事故を起こすこともあります。また、最近の研究では、睡眠不足の人は認知症になりやすいことがわかってきました」と話すのは、伊藤洋先生です。
「認知症のひとつのタイプであるアルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβという物質が蓄積した後、脳が委縮することで起こります。アミロイドβは睡眠中に分解・排出されますが、睡眠不足の人は十分に排出されないため、アルツハイマー型認知症のリスクが上がると考えられているのです」と伊藤先生。
老後にも影響しかねない不眠は、早めに改善したいもの。
不眠は複数の原因が絡み合っていることも多く、別の病気が隠れていることもあるので、長引くようなら早めに睡眠外来などに相談をしてください。
photograph: PIXTA illustration: Saioko Shiiki text: Keiko Nakayama
大人のおしゃれ手帖2024年8月号より抜粋
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