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大人のおしゃれ手帖 11月号

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大人のおしゃれ手帖
2024年11月号

2024年10月7日(月)発売
特別価格:1480円(税込) 
表紙の人:西田尚美さん

2024年11月号

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【インタビュー】髙砂雅美さん
「見ようとしないと見えないものがある」
身近な自然を感じる、都会での暮らし

大人のおしゃれ手帖編集部

身近な自然を感じて都会で暮らしていく

数年前から実験をはじめた「コンポスト発電」も、目を凝らすと見えてくる世界のひとつだ。
雅美さんは家庭での生ゴミコンポストが生み出す微量の電力を暮らしに生かせないか、と探っている。

「家庭の生ゴミを減らす魔法の箱であるコンポストから電気をいただいて発電する実験を、電極を作る会社や大学の研究室と共同でやっています」 

自然写真家の夫とともに世界中の大自然を追いかけてきた雅美さんは、今、身近な家の中にある自然の営みに目を凝らす。

「これからは都市農業、アーバンファーミングもしていきたいです。いっしょにやりましょうよ。無理せずコツコツ、ね?」

写真家の夫がDIYしたベランダで、ハーブや野菜を育てている。一部のプランターも夫による手作り! 海外の都市菜園を見学したり、微生物を生かした農法などを実験しながら菜園づくりを実践中。
「アーバンファーマーならぬ、オーバン(おばさん)ファーマーですね(笑)」と雅美さん。楽しみながら植物との交流を深めていきたいという。

〜私を支えるもの〜

幼い頃に亡くした母の片身の洋服などのハギレで作った熊のぬいぐるみ。
「娘が生まれる時に作りました。『トラベアー』と名付けて(トラベルと掛けて)、母の代わりにいろんなところに連れていって、旅先で写真を撮っています。
母と旅しているような気持ちになるんです」

「ハグ療法ってありますけど、一瞬で幸せになれますよね。心身に効きます」と、娘の夏子さんとハグ。

愛読書『家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当法』(あなたと健康社)の中で、雅美さんの心にとくに響いたのが、「うつ」という項目に書いてあった「人混みの散歩」。
夜の散歩も心身を整える日々の習慣に。

自作の新聞バッグも生活の一部に。
「角をぴったり合わせて折るなど、ていねいに無心で作業すると、とても心が落ち着きます」。
ゴミを削減する中で、なかなか減らなかったのが野菜を入れるビニール袋。そこで新聞バッグを作り、野菜の生産者に渡しはじめたのだそう。

聞き手:石田紀佳さん
手仕事と自然にかかわる人の営みを探求するキュレーター。朝日カルチャーセンターなどで季節に沿った手仕事講座を開催。シモキタ園藝部が運営するハーブティーの店「ちゃや」にも携わる。


撮影/白井裕介 聞き手・文/石田紀佳 編集/鈴木香里

※大人のおしゃれ手帖2024年10月号から抜粋
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