【50代のこよみ養生 Vol.2】乾燥・角質ゴワゴワ・色素沈着・・・木枯らしから肌を守る「冬のスキンケア薬膳」
冬のスキンケア薬膳③ 肌に潤いを補う食材
肌に潤いを補う食材には、今、旬を迎えている食材が多くあります。旬の味を楽しみつつ、内側からのスキンケアも実践していきましょう。
今が旬の肌に潤いを補う食材といえば、まず挙げられるのがれんこん。加熱したれんこんには、肌に潤いを補って傷などの再生を促す性質があります。きんぴら、ごま和え、根菜汁などの料理なら、毎日の食事にプラスしやすいでしょう。
いかも肌に潤いを補う食材で、今はこういか(すみいか)が旬を迎えています。いかには血(けつ≒血液)を補う性質もあるので、特に貧血やめまいが気になる人は積極的にとるといいでしょう。バターソテーや唐揚げなど、加熱した料理がおすすめです。
やまいももこの時期に旬を迎える、肌に潤いを与える食材。のどなどの呼吸器官にも潤いを与えるので、せきやのどの乾燥が気になるときにも適しています。やまいも料理というとすりおろしたとろろが思い浮かびますが、冬のスキンケア薬膳の場合は加熱した料理が好ましいので、ソテーや天ぷら、とろろ焼きなどの料理でとり入れてください。
そして、これらの「冬のスキンケア薬膳」の総仕上げとなるのが睡眠。東洋医学では体内で水分が生まれるのは夜の睡眠中とされていて、夜が長い冬は一年で最も体に潤いを蓄えやすい季節と考えられています。冬は四季の中で最も長く睡眠をとるべき季節と心得て、できるだけ夜11時までにベッドに入ることを目標にしてみてください。遅くとも日付が変わる前には就寝を。続けていけば、きっとスキンケア効果が実感できるでしょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
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