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【南果歩さんインタビュー】「役を通じて、別の人生を生きたい」

大人のおしゃれ手帖編集部

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大切な人を亡くした人物が、いかに心を再生していくか……。悲嘆のなかにいる人に寄り添う「グリーフケア」をテーマにした映画『君の忘れ方』(1月17日公開)で、主人公の母親・洋子を演じている南果歩さん。洋子がありきたりな母親像とは違っていたことも、出演の決め手になったそう。

どんなオファーにも、柔軟に飛び込める自分でいたい

家族を温かく見守り、深い愛情で夫や子どもに献身的に尽くす……。映画やドラマで描かれる“お母さん”は、どうしてもそうしたステレオタイプな母親像が多くなりがちです。けれども映画『君の忘れ方』で描かれるのは、そうした母親像とは異なり、過去から立ち直ろうと必死に生きるひとりの女性。そこに南果歩さんも惹かれたと話します。

映画の主人公は、突然の事故で結婚間近の恋人を亡くし、実家へと戻ってきた青年・昴。南さんが演じる母の洋子も20年前に夫を通り魔で失う経験をし、心に傷を抱えています。

「日本の映画やドラマのお母さん役は、往々にして“お母さんの顔”だけが描かれていますよね。でもこの映画の洋子さんは、医師として働く一面を持っているなど、彼女自身が生きてきた時間を感じさせる役だったので、これは面白いな、と。監督からも『(南さんなら)普通のお母さんの顔だけでなく、奥底にある悲しみを表現してくれると思ってました』と言っていただいて。過去に私が出演した作品もいろいろ見てくださったようで、とても嬉しかったですね」

近年は海外作品にも積極的にチャレンジするなど、ますます俳優としての幅を広げている南さんですが、「私たちの仕事は受け身だから、オファーをいただかないことには何もはじまらないんです」とも。

「だからこそ、こんな面白い役ができるのは本当に幸せ。いつどんなオファーが来ても『やってみたい!』と柔軟に飛び込める姿勢でいたいですね。私は自分にないものを持っている役が好きなんです。役を通して別の人生を疑似体験したい、といつも思っているので」

息子の昴役を演じたのは、昨年末のドラマ『ライオンの隠れ家』でも注目を集めた坂東龍汰さん。

「クランクイン前にふたりで本読みをしましたが、すごく自然な演技をする方で、私もすんなりと自分の息子という目で見られました。撮影中も、ああしよう、こうしようと具体的なことは一切話さずとも、その場でキャッチボールできる方なので、一緒にお芝居をするのが楽しかったですね。後半になるにつれて母と息子の関係が変わっていき、最後は昴が頼もしい表情で洋子を見るようになっていたのも、とても良かったと思います」

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