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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年1月号

2024年12月6日(金)発売
特別価格:1420円(税込)
表紙の人:原田知世さん

2025年1月号

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いつまでも美しく、若々しく! 食習慣の新常識10【Part.1】

50代は食生活の見直しどき!

50代になると、代謝が落ちて太りやすくなったり、肌のシミやシワが増えたりと、見た目に老化が現れやすくなります。
間違った食習慣や、若い頃のままの食生活を続けていることがその原因になっているかも!
日々の食生活の常識をアップデートしましょう。


老化を防ぐポイントは「抗酸化」「抗糖化」「抗炎症」

「老化とは、『酸化』『糖化』『炎症』による細胞や組織のダメージのこと。
この3つの変化は食事と大きく関係しているので、食事の仕方を変えれば、老化を食い止めることができます」とは、管理栄養士の堀 知佐子先生。
それぞれをみていきましょう。

●酸化

いわゆる体の「サビ」。
人間は栄養素の分解に酸素を使いますが、その過程で発生する活性酸素が細胞膜を酸化して傷つけます。
体内では酵素が活性酸素を毒性の少ない物質に変えますが、加齢ともに酵素が減少するのです。
そこで、酵素に替わって活性酸素の毒性を弱める物質を摂取しましょう。
代表的なのが、ビタミンA・C・E。

●糖化

酸化が「サビ」なら、糖化は「コゲ」。
たんぱく質と糖が一緒に加熱されて変性する反応のことを言います。
文字通り、焦げたものを食べることで起こるほか、血液中の糖の濃度が高い状態だと体内で発生します。
高血糖状態でさらに劣化し、「AGE(最終糖化産物)」という毒性の高い物質に変化。
AGEが体内に蓄積されるのを防ぐのがポイントで、焦げの付く調理法は避けるのが賢明。
糖質の摂りすぎにも注意です。

●炎症

風邪をひいたり、ケガをしたときに起こる反応で体の組織が腫れたり熱をもってダメージを受けます。
ターメリックの色素「クルクミン」やベリー類の「アントシアニン」、シナモンの「シンナムタンニン」など、炎症を抑える物質を摂取して。
豆類、種実類、野菜、果実類、魚介類、香辛料などに含まれます。

「いつまでも若々しくいるには、65歳までに体の素地を作っておくこと。
そのためには50代から10年の食習慣が勝負です。
約2週間続けると、目覚めがいい、だるさが取れたなど、体調の変化を感じられますので、今から取り組んでみて」(堀先生)

【Part.2】へ続く


●お話を伺った方
堀 知佐子先生

アンチエイジングをテーマにしたレストラン「ル・リール」のオーナー兼シェフ。
管理栄養士、食生活アドバイザーなどの資格を生かし、各メディアで活躍。

大人のおしゃれ手帖2020年5月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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