【医師・友利 新さんに聞く】免疫力の育て方
「免疫力で大事なのはバランス」
発酵性食物繊維がカギ!
歳を重ねても魅力的に輝くには、心身ともに健やかに元気な状態でいることが大切。
年齢ならではのマイナス要素に負けない免疫力を育てて、朗らかに、機嫌よく過ごしましょう。
今回は、医師・友利 新さんにお話を伺いました。
医師
友利 新さん
内科・皮膚科医。都内2か所のクリニックに勤務する傍ら、TVや雑誌、講演会への出演など幅広く活躍中。医師の立場から美容と健康を追求し、美しく生きるためのヒントを発信。自身のYouTubeチャンネルも人気。
発酵性食物繊維をとり、短鎖脂肪酸を増やす食生活を
医師の目線で、年齢を重ねても健やかでいる秘訣を的確に伝えている友利新先生。
免疫について伺うと「高めるだけではなく、バランスを整えるのが大切」とアドバイスが。
「免疫は体に備わった防御機構です。病原体やウイルスが体内に入るのを防いでくれますが、実は、免疫がただ高ければいいというわけではありません。
例えば花粉そのものは悪いものではないけれど、免疫が強すぎると花粉を異物だと判断し、過剰に反応して目がかゆくなるなどの症状が起こります。免疫は上がりすぎても下がりすぎてもよくないのです」
先生ご自身がいつもご機嫌でいるために意識していることも、免疫のバランスを整えるべく、適度な運動と十分な睡眠、偏りのない食事をとること。
「発酵性食物繊維をとり、腸内で産生される短鎖脂肪酸を増やすことを意識。これが免疫バランスに好影響をもたらします」とはいえ、慌ただしさが続くとそのバランスも乱れがちに。
「とくに更年期に差しかかると揺らぎやすくなります。ひとつのものを食べ続けるなど、偏った食生活にならないこと。不安やストレスでも免疫が下がるので、ネガティブな情報に触れず、前向きに過ごすようにしています」
話題の「発酵性食物繊維」ってどんなもの?
豆類や穀物、野菜などさまざまな食材に含まれている発酵性食物繊維。
口にすると大腸に運ばれて腸内細菌のエサになり、善玉菌が増えておなかの調子がよくなるだけでなく、免疫バランスに影響を与える短鎖脂肪酸をつくり出してくれるのです。
発酵性食物繊維はひとつのものでとるのではなく、何種類か食べるとより効果的。
日頃の食事のほかに、栄養補助食品も取り入れながら、頻繁に口にするようにしています。
納豆をはじめとする発酵食&五穀米はやはり優秀です
免疫バランスを整えるうえで、発酵食は必須。
1日に必ず何かの発酵食を口にするようにしています。栄養豊富な五穀米や納豆を食べるだけでも発酵性食物繊維をたっぷりとることができます。
朝の果物には、食物繊維はもちろんビタミンCやEなど美肌効果も抜群のキウイフルーツを積極的に。
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