きれいな人のおいしい食習慣
〜モデル・AYUMIさん〜
私たちの体は毎日の食事からつくられます。
大人だからこそ、何をどのように食べるか、見極める力をつけたいもの。
元気で素敵な人は、何をどんなふうに食べているのか?
今回は、モデル・AYUMIさんの食習慣に迫ります。
教えてくれたのは・・・
モデル
AYUMIさん
10代からモデルとして各メディアで活躍。結婚を機にローフードマイスターなどの資格を取得し、自身の生活を綴ったインスタグラムも人気に。著書に『ローフード・発酵・雑穀でつくるAYUMIごはん』(主婦と生活社)など。
食事のスタートは「ローフード」から
ナチュラルな魅力が人気のAYUMIさんの食生活は、「ローフード」が基本。
食材を生で食べることで、食材のもつ酵素や栄養素を効率よく摂取する食事療法です。
「ローフードの割合をできるだけ増やすようにしています。
火を使わない分、かえってラクに(笑)」
胃腸の働きを整えてくれる発酵食品も欠かしません。
また、栄養価の高い雑穀やスーパーフードも、ふだんの食事に少しずつ取り入れています。
季節の果物、ゆでた黒豆やキヌアをトッピングして、栄養&美味しさをアップ。
ドレッシングは、「しょうゆ麹:白バルサミコ酢:オリーブオイル」を、「1:1:2」の割合で混ぜて。
念願のスロージューサーをついに購入。
にんじんやりんご、レモンでつくります。
にんじんは無農薬のものを箱買いするけど、皮を使わないレモンはこだわりすぎず、手に入るもので。
「発酵食品」を毎日の食卓に取り入れる
みそをはじめ、さまざまな発酵食品を手づくり。
特に欠かせないのがしょうゆ麹。
酵素たっぷり、どんな料理にも合う万能調味料です。
左から順に、しょうゆ麹、酵素シロップ、甘酒2種、ケフィアで発酵させたココナッツミルク。
しょうゆ麹は、密閉容器に米麹を入れ、しょうゆをひたひたに加えて混ぜるだけ。
時々混ぜながら常温で置きます。夏なら約10日間で完成。
しょうゆ麹はまろやかな甘みとコクがあるので、それだけで味が決まります。
モロッコインゲンと油揚げを菜種油でサッと炒め、花がつおと水、しょうゆ麹を加え、10 分煮たらでき上がり。
スーパーフードと雑穀がサプリがわり
キヌアなどのスーパーフードや雑穀は、栄養価の高いパワフルな食品。
「お米やサラダに混ぜて手軽に使えます。
まるで天然のサプリ!」
玄米に小豆やもち麦、アマランサスなどを加えて炊いたごはん。
クコの実は、ナツメ、乾燥させたショウガといっしょにカップに入れ、お湯を注いで薬膳茶に。
「マイボトルで持ち歩いています」
中央がクコの実、その上から右回りにアマランサス、紫もち麦、はと麦、きび、実そば、カカオニブ、小豆。
カカオニブは焙煎したカカオ豆を砕いたスーパーフード。
ドライデーツやナッツと混ぜ合わせてトリュフボールなどに。
調味料は無添加&精製されていないものを
白砂糖の代わりにはちみつや甘酒を使うなど、無添加で未精製、原材料や製造法がシンプルなものを選びます。
ミネラルなど天然の栄養が豊富で、体にもやさしい。
砂糖は甜菜からつくられた甜菜糖、塩は原材料が海水のみの「粟國の塩」。
油はエクストラオリーブバージンオイルと菜種油を使用。
酢は体を冷やすので、白バルサミコ酢に。
「酸味がまろやかで、子どもたちも食べやすいみたい」
無理せず、体が欲するものを
もうひとつ、意識しているのが、胃腸を休めること。
食べ過ぎは冷えにもつながるので、朝食は野菜や果物でつくったジュースだけです。
自粛期間中は、ファスティング(断食)にも挑戦。
「無理せず、体が欲するものを飲みながら。
つらかったらやめようと思っていたけど、意外に心地よくて、3日間やり遂げました」
いいと思ったらやってみる、でも無理はしない。
肩肘張らない柔軟な姿勢が、AYUMIさんのきれいの一番の秘訣かもしれません。
撮影/須藤敬一 スタイリング/KOMAKi[Kili Office]ヘアメイク/石川智恵 文/寺本 彩
※大人のおしゃれ手帖2020年9月号をもとに再編集
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