「生える」を実感!
薄毛が気になり始める50代こそ“クリニック治療”という選択を
年齢とともに気になる薄毛。セルフケアをする50代も多い中、その効果実感の高さから専門の医療機関での治療が注目されています。そこで女性薄毛治療の専門医に、クリニックでの治療について聞きました。
クレアージュ
エイジングケアクリニック総院長
浜中聡子先生
北里大学医学部卒業。女性薄毛治療歴16年。国際アンチエイジング医学会専門医、米国抗加齢医学会専門医、米国先端医療学会専門医などの資格を取得。女性の頭皮に関する悩みとともに更年期・女性ホルモンにまつわる問題も専門とし、治療を通して心と体の両面からサポート。
ホルモンバランスの変化と血流の低下で薄毛に
女性の薄毛の原因としてまず挙げられるのは、女性ホルモンの減少だと浜中聡子先生。
「女性ホルモンであるエストロゲンには、ヘアサイクルを正常に保つ、髪の成長を促す、髪のハリ・コシを保つ、といった働きがあります。ところが更年期に入ってエストロゲンの分泌量が低下すると、健康な髪を維持できなくなり、抜け毛となってしまうのです。閉経後はFAGA(男性型脱毛症の女性版)になることもあり、抜け毛、薄毛がさらに進行してしまう場合があります。
もうひとつは血流の悪化によるものです。年齢を重ねるにつれて血管は老化します。さらに、強いストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れると血流も滞り、頭皮にまで十分な酸素や栄養が行き届かなくなります。すると髪がきちんと成長できず、細く弱々しい髪が生えたり、伸びる途中で抜けてしまうのです」
この自律神経の乱れは、ホルモンバランスにも影響するそう。
「ストレスがかかると、髪の成長に不可欠な亜鉛が大量に消費され、髪に必要な分が減ってしまいます。50代は仕事上の責任が重くなったり、親の介護があったりと、精神的にも肉体的にも忙しい世代。強いストレスは、知らず知らずのうちに多方面から髪へのダメージとなるのです」
このほか、甲状腺疾患、炎症性腸疾患、リウマチ・膠原病などの慢性疾患も原因として挙げられます。
発毛に関すること、率直に聞いてみました!
Q.発毛と育毛の違いはなんですか?
A.毛を「生やす」のと「育む」との違いです
発毛治療
毛が生えていない状態から生やすのが「発毛」。血行促進により発生効果のある成分・ミノキシジル配合の外用薬や、内服薬で治療を行う。
育毛ケア
今ある毛を太く丈夫に育て、健やかに保つのが「育毛」。育毛剤やマッサージなどで頭皮環境を改善し、毛根の機能をサポートする。
Q.50代に多い薄毛の症状が知りたいです!
A.主なタイプはこの2種類です
びまん性脱毛症
ホルモンバランスの変化や栄養不足、間違ったヘアケアによるダメージが原因。全体的に抜け毛が増えるが、特に分け目に目立つ。
FAGA
年齢を重ねるにつれて女性ホルモンが減り、相対的に男性ホルモンが優位になることが原因。特に生え際や頭頂部が薄くなる。
Q.治療することで髪は生えてきますか?
A.生えるだけでなく、今の髪のハリ・コシもUP!
治療すれば生えてきます! しかも、今ある髪も太くなり、ハリ・コシ、ツヤ感が戻ってスタイリングのしやすい髪に。薄毛が進行すると元の状態に戻すのが難しくなるので、気になりだしたらできるだけ早めに来院することをおすすめします。
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