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2024年6月号

2024年5月7日(火)発売
特別価格:1400円(税込)
表紙の人:桐島かれんさん

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50代、エイジングケアにおすすめの美容成分

大人のおしゃれ手帖編集部

美容成分1

50代になると、肌の乾燥に加えてシミ・シワ・たるみなど、エイジングサインと呼ばれる肌悩みが増えます。
毎日のスキンケアに使う基礎化粧品はどんな成分が配合されたものを選べばいいのでしょうか。
50代女性のエイジングケアにおすすめの美容成分をご紹介します。

50代女性に多い肌悩み

50代女性に多い、肌の乾燥やシミ・シワ・たるみなどの悩み。
これらは、加齢にともない肌の水分量・皮脂量が減少して肌が乾燥しやすくなることや、紫外線によるダメージで肌の老化が進むことなどが原因といわれています。

潤いのある美しい肌は、水分と油分の良好なバランスが大切です。
スキンケアのステップでは、化粧水や美容液で水分を補った後、乳液やクリームで油分を補いましょう。
また、肌が老化する一番の原因は紫外線による「光老化」といわれています。
老化予防のためには、一年を通してきちんと紫外線対策をしましょう。
その上で、悩みに適した成分を配合した化粧品でスキンケアをするのがおすすめです。

悩み別おすすめの美容成分

美容成分250代女性のエイジングケアにおすすめの成分を、肌の悩み別にご紹介します。

乾燥

肌の乾燥対策には、保湿効果が高い成分を配合した化粧品を使いましょう。
おすすめの成分である「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」は、もともと肌に存在していますが、加齢とともに減少するといわれています。
スキンケアで外側からも補うことで、潤いのある肌づくりに役立ちます。

セラミド

肌のもっとも外側には角層(または角質層)という層があり、美容上重要な働きをしています。
セラミドは角層の細胞と細胞の間を埋めている角層細胞間脂質の主成分です。
肌の水分を保持する働きや、肌へ異物が侵入するのを防ぐバリア機能の働きをしています。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、肌に存在するゼリー状の物質で、水分を保持する働きがあります。
肌の表面で水分を効果的に保つ成分として、化粧品にもよく使用されています。

コラーゲン

コラーゲンは、肌や骨、血管などに存在するタンパク質です。
水分を蓄える働きがあり、肌のハリや弾力を保つ役割をしています。

シミ

シミの予防には、美白有効成分を配合した化粧品がおすすめです。
シミはメラニンが過剰に生成されて肌に沈着したもの。
美白有効成分は、メラニンの生成を抑え、その沈着を予防するために配合されている成分です。

メイクアップ効果を除き、化粧品で「美白」という表現を使用できるのは、厚生労働省が認める美白有効成分を一定の濃度で配合したものに限られます。
この条件を満たした化粧品は「医薬部外品」と呼ばれます。
表現できる効能効果は「日やけによるシミ・そばかすを防ぐ」や「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」です。
厚生労働省が認める美白有効成分は複数あり、種類によって働きが異なります。
代表的な美白有効成分をご紹介します。

トラネキサム酸

メラニンを生成するメラノサイトの活性化を抑制することで、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすができるのを防ぎます。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、安定性などの問題から化粧品に使用しにくいビタミンCを改良した成分です。
メラニンを還元して、色を薄くする働きがあります。

4MSK

4-メトキシサリチル酸カリウム塩の略称。
肌の新陳代謝を促し、メラニンを皮膚の外へ排出する働きがあります。

シワ・たるみ

シワやたるみは、肌の乾燥や弾力性の低下によって生じるといわれています。
シワやたるみが気になる世代に注目されているのが、シワ改善効果のある化粧品です。
化粧品でシワ改善効果を謳うことができるのは、厚生労働省が認めるシワ改善の有効成分を一定の濃度で配合したものに限られます。
この条件を満たした化粧品は「医薬部外品」と呼ばれます。
シワを改善する有効成分として厚生労働省が認可している成分をご紹介します。

ナイアシンアミド

ナイアシンアミドは、肌の真皮にあるコラーゲンの生成を促すことでシワを改善する働きがあります。
また、美白有効成分としても認められています。
メラニンを生成するメラノサイトが表皮の細胞にメラニン色素を渡すのを抑制することで、シミ・そばかすを防ぎます。

純粋レチノール

純粋レチノールは、加齢とともに減少することが知られているヒアルロン酸の産生を増加させることで、肌に柔軟性を与え、シワを改善します。

ニールワン

紫外線などの影響を受けると、肌には「好中球エラスターゼ」という酵素が発生します。
本来は体の敵を分解する酵素ですが、ポーラは、「好中球エラスターゼ」が間違えて肌を支える真皮を分解することが、シワの原因のひとつであることを発見しました。
ニールワンは、「好中球エラスターゼ」と合体して真皮成分の分解を抑制し、シワの改善を促します。

(まとめ)
化粧品はプチプラからデパコスまでさまざまな価格のものがあります。
高額な化粧品が必ずしも自分に合うとは限らず、また、安くても質の良い化粧品はあります。
化粧品を選ぶときは配合されている成分を見て、悩みに適したものを選びましょう。


構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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