【50代のこよみ養生 Vol.23】9種類もある頭痛!それぞれの原因と予防法、おすすめの漢方薬は?
今日は二十四節気の「清明(せいめい)」の6日目。“清らかで明るい”春の節気らしく、暖かいぽかぽか陽気の日も増えてきました。
しかしそんな春うららの季節なのに、頭痛が起こりやすい季節でもあるのが悩ましいところ。
頭痛が起きたら鎮痛剤で痛みを抑える人も多いと思いますが、できることなら痛みの原因を根本から改善できたら嬉しいですよね。
そこで今回は、頭痛の原因にアプローチする養生法や薬膳食材、漢方薬についてご紹介します。
あなたの頭痛の原因はなに?東洋医学でチェックしよう
東洋医学では頭痛を原因別に9種類に分類し、それぞれ異なる対処法で原因の改善をめざしていきます。頭痛に悩んでいるなら、まずはその原因を見極めていきましょう。
頭痛の原因は、痛み方や痛む場所などからある程度判別することができます。次から、当てはまる頭痛のタイプを選んでください。
①頭が熱っぽく張るように痛む
②後頭部から首すじにかけて痛む
③頭が重く締めつけられるように痛む
④疲れたときに痛みが強くなる
⑤鈍い痛みでふらつきをともなう
⑥弱い痛みが慢性的に続き、耳鳴りやめまいをともなう
⑦片頭痛がよく起こる
⑧ぼんやりした頭痛で、痛みがしつこく長引く
⑨痛む場所は固定していて、刺すような強い痛みがある
東洋医学では、頭痛は大きく「外感頭痛」と「内傷頭痛」とに分けられます。
外感頭痛とは天候や気温、感染症などの影響を受けて起こる頭痛で、①~③はその外感頭痛に当たる症状。
内傷頭痛とは体内の機能失調が原因で起こる頭痛で、④~⑨がその症状に当たります。
次からは、それぞれの頭痛の原因と予防法、おすすめの薬膳食材と漢方薬について見ていきましょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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