【メズム東京】
「シェフズ・シアター」のディナープログラムを実食レポート!
総料理長・隈元香己氏の“極上フレンチ”に拍手喝采
豊かな自然へ誘う2種のメイン
「穏やかな春の海底」&「新緑が香る竹林の中」
アイナメのソテー、コキアージュのソースと海藻リゾット
メインディッシュはなんと2品。これが、どちらも本当に豪華で……。「このディナータイムが永遠に続けばいいのに」と、願わずにはいられないほどおいしかったです。
海の海底をイメージしたという魚料理は、はまぐりといか墨バルサミコのソースで飾られた目にも鮮やかな一皿。ふっくらと焼き上げたアイナメに風味豊かな海藻のリゾットを添え、仕上げに貝の旨味を凝縮させたコキアージュソースをトッピング。付け合わせのはまぐりと菜の花とともにいただくことで、旬の味覚をダイレクトに味わえるのが魅力です。
ちなみに、魚はその日の朝に獲れた新鮮なものを使用しているのだとか!
国産牛のロースト、筍のアンサンブル
肉料理は、筍の皮を使って新緑が芽吹く春の竹林を表現。空に向かって伸びていく竹のような力強い見た目の一皿です。
よく見ると、皿の上にはローストした国産牛のブロックと、赤ワインで煮込んだほほ肉がごろり。ということは……。そうです。一皿で2つの肉料理を楽しめることができるのです! あとがけのフォンドヴォーソースに絡めていただくと、より濃厚な味わいに。これは、間違いなくお酒が進みます。
初夏はすぐそこ!
清涼感たっぷりのデセール「地中海沿岸のそよ風」
地中海レモンバーベナ、生姜のムースとレモンのコンフィ
そして、最後に登場したのは新しい季節へと導く爽やかなデザート。
清涼感たっぷりのレモンバーベナとしょうがのスパイスがきいたムースを飴でコーティング。パリッ、ちゅるっ、ふわっ。さまざまな食感と甘酸っぱいレモンのコンポートを楽しみながら、コースを心地よく締めくくってくれました。
ディナーコース「Blooming Right – 春、躍動」は、一皿一皿に物語が詰まった食のエンターテインメント。すべての料理を堪能したあと、拍手を送りたくなるほどの満足感。前菜から最後のひとくちにいたるまで、終始心が躍りっぱなしのフルコースでした。
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