【50代のこよみ養生 Vol.28】紫外線が増える季節、薬膳で体の内側からもUVケアをしよう
紫外線によるシミ対策にはバラがおすすめ
紫外線といえば、シミ対策も気になるところ。東洋医学ではシミの主な原因は血行不良とされ、血行不良によって肌に栄養が行き届かなくなるため、皮膚が黒っぽくなると考えられています。そこで、血行をよくする薬膳食材もとり入れて、シミを予防していきましょう。
血行をよくすることを、東洋医学では「活血(かっけつ)」と呼びます。活血の働きを持つ主な食材は、チンゲンサイ、なす、黒豆、しょうが、みょうが、みつば、うなぎ、酢など。さらにこれらに加えておすすめしたいのが、バラ茶です。
バラ茶の原料となるマイカイカ(玫瑰花)は、滞った血(けつ≒血液)を散らして血行をよくする性質に優れているので、シミ対策に最適。さらに、ストレスによるイライラの緩和にも役立ちます。
また、バラの精油にも血行促進作用があるので、ローズオイルをスキンケアにプラスするのも効果的。ちょうど今はバラの季節なので、バラの花を飾って、その美しい姿と香りを楽しむこともセルフケアになります。花のいい香りをかぐことで気(き=エネルギー)のめぐりがよくなり、血のめぐりをよくする助けにもなりますよ。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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