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大人のおしゃれ手帖 6月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年6月号

2025年5月7日(水)発売
特別価格:1540円(税込)
表紙の人:木村佳乃さん

2025年6月号

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【医師監修】50代から気をつけたい女性の病気・がん

更年期以降こそ要警戒!
女性特有の3つのがん

更年期が終わると、それまで女性ホルモン(エストロゲン)が抑えていたコレステロール値や血圧が上がり、生活習慣病にかかりやすくなります。
そして、がんのリスクも上昇。更年期以降に多く見られる婦人科系がんについて、その原因や症状、罹患数を調べました。

データの引用:国立がん研究センターがん情報サービス

子宮体がんの罹患率は
50代で急上昇

子宮体がんは、出産経験がない、閉経が遅いなど、エストロゲンにさらされている期間が長いほど発症リスクが高くなる傾向にあります。
がんになると、エストロゲンの影響を受けなくてもがん細胞が増えるので、閉経後もリスクは続きます。
40代後半から急増し、55〜59歳での発生が突出して多い病気で、特に2000年以降、罹患率が急上昇。最も多い自覚症状は出血や血が混じったおりもの。

月経期間以外や閉経後に症状がみられた場合は要注意です。

卵巣がんは、罹患数のうち
2人に1人が亡くなる病気

卵巣がんは、年を追って増え続けている病気です。罹患率は40代から急激に増え、50〜60代がピークに。年間約10,000人の女性が罹患し、約5,000人が亡くなっています(国立がん研究センターがん情報サービス)。

卵巣は沈黙の臓器と呼ばれ、がんができても初期には症状がほとんどありません。お腹が張って服のウエストがきつくなった、と受診したときには、すでに進行していることが多いのです。また約18%は遺伝的要因によるものと考えられています。

卵巣は骨盤内の深いところにあるため、超音波(エコー)検査でもがんが小さい場合は見えないこともあるので、定期的に検査を受けるのが望ましいです。

乳がんは、女性の9人に1人が罹患

年間に9万人以上が診断される乳がんは、進行すると近くのリンパ節や骨などに転移します。
乳腺が萎縮してくる40代以降に急激に増えますが、5年相対生存率(2009〜2011年)は92.3%。早期発見し、適切な治療を受ければ治ることが多い病気です。

治療は基本的には手術で、その後のプラスαとしてホルモンや放射線、抗がん剤などが適用されます。もし手術で乳房を全摘しても、お腹の脂肪で再建することが可能。

また一部には遺伝的要素も。もし身内に乳がんにかかった人がいたら、継続的に検査をしましょう。

代表的な4つのタイプ
type 1. ホルモン受容体陽性乳がん
type 2. HER2(ハーツー)陽性乳がん
type 3. トリプルネガティブ乳がん
type 4. 遺伝性乳がん

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