【防災士が推薦】在宅避難グッズを読者がお試し!
防災士の資格をもつ島本さんが厳選した、在宅避難におすすめな防災グッズをミモザ会のお二人に実際に試していただきました。
私たちがお試し!
(右から)
ミモザ会員190
竹原千恵さん
関東のマンションに夫婦と娘二人で暮らす。飲食店を経営しているため食料のストックは多め。自家用車にも分散ストックしている。
ミモザ会員013
尾池弘江さん
東日本大震災後に備蓄しておいた水や食料の消費期限が切れたままに……。買い足さないまま今に至り、最新の防災知識を得るべく参加。
料理家・防災士
島本美由紀さん
東南アジアをはじめ、旅先で得たさまざまな感覚や知識を活かし、普段から実践できる楽しいローリングストックを提案。
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在宅避難グッズは普段使いが鍵!
島本 まず二人ともマンション暮らしなのね。だったら、災害時在宅避難を想定しておきましょう。避難所は家が倒壊した人でないと入れないと思った方がいいです。
尾池 知らなかったです……。
竹原 何から備えれば?
島本 まずは、電源。ポータブル電源はリン酸鉄リチウムイオン電池を選んでね。毎日使っても約10年間使用できるほど長寿命なの。
尾池 そんなに持つんですか?
島本 はい。普段から冷蔵庫や照明などに接続しておくと停電しても安心。種類がとにかく豊富なので何を動かしたいかを考えて容量で選ぶといいですよ。
竹原 まず、暑さ対策ですかね?
島本 クーラーは使えなくなるから扇風機を用意しておくといいですよ。消費電力が少ないので、夏の防災におすすめです。扇風機、スマホの充電やランタンぐらいなら小容量の電源でもOKかな。
尾池 暑くて寝付けなくて、体力を消耗しそうですね。
島本 貼るジェルシートなど冷却グッズも備蓄しましょうね。
竹原 小さいタイプなら首や脇の下にも貼れて便利ですね。
島本 長時間使えるので、調理中ののぼせ防止に役立ちます。
尾池 服も涼しく過ごせるものを用意しておいた方がいいですね。
島本 衛生状態が悪くなるので通気性の高いムレない服が基本です。夏にうれしい機能性服を普段から取り入れておくといいかも。
尾池 衛生グッズも必要ですね。
島本 身体を拭ける大判の拭き取りシートがおすすめです。それと、好きな香りの精油があるといいですね。体臭のケアもできるし、気持ちも和らぎます。
竹原 汚物の臭い対策は……?
島本 マストです!アルミ製のにおいが漏れない密閉袋のストックをおすすめします。
竹原 他のと何が違うんですか?
島本 ビニール袋だと密閉されていてもにおいは漏れますよ。
尾池 知らなかったです……。
島本 このパンの袋は普段はパンの冷凍保存用に、震災のときはトイレの汚物や生ごみなどを入れておくのにも使えます。食料は紙パックのまま食べられるロングライフの豆腐やカットトマトなどがあると畳んで捨てられて便利ですよ。缶詰は、食後に水で洗えないので、虫が湧くことも。
尾池 え、虫対策もしないと!
島本 蚊だけでなくマダニやブヨ、トコジラミなどいろんな虫に効くスプレーがあると安心です。
竹原 それなら夏のアウトドアシーンにも使えますね。
尾池 備蓄と言っても普段にも取り入れられるものばかり。
島本 防災は普段の生活から備えておくことが鍵。日々使う物に防災グッズを取り入れると心強い備えになります。
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