【大阪・関西万博】絶対観てほしいパビリオンを奈良・薬師寺のお坊さんといっしょに体験レポート!
「いのちの未来」パビリオンで聖観音さまにお参り
さて、まずは今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の起点となる8人のプロデューサーが手がけるシグネチャーパビリオンのうち、石黒浩先生が手がける「いのちの未来」館へ。
入場してすぐの展示室「いのちの歩み」は、「太古の昔から現代に至るまでに、日本人がモノにいのちを宿してきた歴史を展示するゾーン」。縄文時代の土偶や埴輪から現在のアンドロイドまで、“人の形にいのちを宿してきた”日本の文化を辿ることができます。
そのひとつとして展示されているのが、薬師寺・東院堂にお祀りされている国宝・聖観世音菩薩像のご分身(レプリカ)。なんと、1970年の大阪万博の際に作られ、日本館で展示されていたもの! 現在は、当時の万博会場跡地にある「万博記念公園」内のEXPO'70 パビリオンが所蔵していますが、今回の万博にもお目見えしたのだそう。
細部までとても精巧に再現されています。
そのきっかけとなったのが、和光大学講師・君島彩子先生(前列右から2人目)が監修を務め、大阪・髙島屋史料館で開催された「万博と仏教 ―オリエンタリズムか、それとも祈りか」展を石黒先生が見学し、今回展示されている聖観音さんのレプリカを目にしはったことだったというから、驚きです。ご縁ってあるんですね〜!
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